フィールドプロジェクトA(まちづくりと社会参画)
 Field Project A(Community Development and Social Participation)
 担当教員:安藤 耕己(ANDO Kouki),佐藤 慎也(SATO Shinya),江間 史明(EMA Humiaki)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:3年,4年  開講学期:通年  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
行政機関やNPO・市民団体等と協働でまちづくりや子育て支援など多様なプロジェクトを企画・立案し実施する。これにより、生涯学習社会の実現に関わる多様な知識と経験とを蓄積・共有し、社会参画について実践的に考察することを目指す。平成26年度は、山形市中心市街地における子育て支援に関わるNPO「やまがた育児サークルランド」と連携を図りながら、学生たちの社会的視野を広げる。山形市中心市街地における子育て支援という地域社会の課題に学生が参画することにより、次世代を育成する地域社会のシステムを理解し、協働的に問題解決に取り組む資質能力を学生に培うことを目的とする。

【授業の到達目標】
1)ワークショップやグループワークを通して、地域社会の現状を多面的かつ的確に把握することができるようになる。
2)行政機関やNPO・市民団体等との協働を前提に、具体的なまちづくり・地域づくりのプランニングができ、それを的確にプレゼンテーションできるようになる。
3)2)において作成されたプランを主体的に実践することができるようになる。
4)3)の実践を次年度の活動にフィードバックできるように的確かつ具体的にふりかえることができるようになる。

【授業概要(キーワード)】
社会参画、協働、公共性、まちづくり・地域づくり・PDCAサイクル

【科目の位置付け】
中心科目に位置付く。

【授業計画】
・授業の方法
前期にオリエンテーションを実施後、関係機関・団体を交えての学習会(ワークショップ/グループワーク)を行い、具体的にまちづくり・地域づくりに関わる実践の計画策定を行う。夏期休業中に集中的に実践を実施し、以後、継続的に各自がスケジュールを組んで実践に関わっていく。
・日程
1.オリエンテーション(4月上旬)※以下、2~8は5月~7月に実施。
2.事前学習(1) 山形市における子育て支援の現状について(ゲストスピーカー)
3. 事前学習(2) 山形市における子育て支援の現場をみる(子育て支援施設見学)
4. 事前学習(3) ワークショップ:山形市における子育て支援の現状
5. 事前学習(4) グループワーク:協働事業の立案(1)
6. 事前学習(5) グループワーク:協働事業の立案(2)
7. 事前学習(6) グループワーク:協働事業提案コンペ
8. 夏期休業中実習の打ち合わせ

【夏期休業中に事業実施】

 以後、適宜継続的に「あ~べ」を拠点とした協働実践に関わる。以後、2月に実施予定。
9. ふりかえり(1):ワークショップ
10. ふりかえり(2):プレゼンテーション

【学習の方法】
・受講のあり方
大学内で完結するものではなく、行政機関やNPO等との密接な関係構築を前提とした授業である。また、実際には子どもや保護者との関わりも出てくるため、熱意をもち、かつ継続的・主体的な活動が求められる。オリエンテーションでよく内容を確認してから履修すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
他の自治体での取り組み等をインターネットや実践記録等から見て、参考とするよう務めること。

【成績の評価】
・基準
1)ワークショップやグループワークを通して、理解した地域社会の現状をプレゼンテーションにて明確に示すことができることで合格とする。
2)具体的なまちづくり・地域づくりのプランニングは、それを具体的にわかりやすくプレゼンテーションできることで合格とする。
3)プランの実践成果は、ふりかえりのプレゼンテーションおよび最終レポートにおいて具体的に検討されていることで合格とする。
4)実践のふりかえりは、最終レポートにて具体的になされているかを観点とし、合否を判断する。
・方法
ワークショップおよびグループワークへの関わり方(20%)、プレゼンテーションの内容及び資料(20%)、事業への関わり方(30%)、最終レポート(30%)で評価する。

【テキスト・参考書】
特になし。授業において必要な資料を配付する。

【その他】
・オフィス・アワー
適宜メールにて連絡すること。

21100160-2017-08-20116