フィールドプロジェクトI(政策科学)
 Field Project I (Policy Science)
 担当教員:山本 英弘(YAMAMOTO Hidehiro),窪田 康平(KUBOTA Kohei)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:3年,4年  開講学期:通年  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
地域社会の抱える諸問題に着目し、それらの問題がどのようなメカニズムで生じているのか、また、解決に向けてどのような人々が動いているのか、その結果としてどのような解決策が可能なのかを、統計学、政治学、行政学、社会学、経済学、社会調査法などの知識を総動員して検討する。学問的知識を基盤として、地域政策を考えていく。

【授業の到達目標】
地域における諸問題を発見するセンス、その問題の発生メカニズムや解決策を学問をベースに論理的に思考できる能力を身に着ける。さらに、自分の理解をベースに政策提言を立案し、プレゼンテーションできる能力を身に着けることが目標である。

【授業概要(キーワード)】
政策過程、政策評価、市民社会、ガバナンス

【科目の位置付け】
この演習は現代社会の各所でわれわれが出会う複合的問題を読み解き、解決案に接近する手段を身につけるためのものである。

【授業計画】
・授業の方法
課題文献の報告、政策過程分析の方法の習得、文献資料サーベイ、フィールドワーク、聞き取り調査などの組み合わせによる。
・日程
 第1-3回:政策過程分析の方法の習得(前期)
 ・政策科学の基礎を学ぶ
 第4-6回:地域問題、政策課題の特定(前期)
 第7-8回:文献サーベイ(夏休み~後期)
 ・関連する新聞記事、文書資料等を蒐集する。
 第9-12回:フィールドワーク・聞き取り調査(後期)
 ・行政機関、企業、各種団体、市民団体など関係主体への聞き取り調査
 第13-15回:分析および結果の取りまとめ(後期)
 ・プレゼンテーションと質疑応答

【学習の方法】
・受講のあり方
フィールドに出る前にキャンパス内で実施可能な学問的探求を最大限行う。非常にハードであるので覚悟を持って履修して欲しい。
・授業時間外学習へのアドバイス
課題文献を読み込むこと。社会学概説、政治学概説、社会科学方法論、社会調査法、計量政治分析、確率論、統計学で学んだ内容を復習しておくこと。

【成績の評価】
・基準
最終的には成果をレポートとして提出する。これまでの活動への取り組み(60%)と成果レポート(40%)を総合的に評価する。
・方法
作成したレポート、能動的参加を合わせた総合的評価。

【テキスト・参考書】
授業時に指示する。

【その他】
・学生へのメッセージ
このフィールドプロジェクトは地域社会における領域横断的な問題を取り上げる。解決案を考えられることはシステム情報学コースのカリキュラム・ポリシーに合致する。
・オフィス・アワー
授業時に指示する。

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