【授業の目的】
人類がこれまで作り出してきたさまざまな音楽様式を視野に入れつつ、音楽の歴史について考える。
【授業の到達目標】
西洋芸術音楽、日本の伝統音楽、世界のさまざまな地域の音楽について、その音楽的特徴や歴史に関する知識を深める。 それらの歴史を学ぶ過程の中で、人間と音楽の関係、社会における音楽の役割について自分なりに考察を行えるようになる。
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
【授業計画】
・授業の方法
基本的な民族音楽学の考え方を学んだ上で、西洋の芸術音楽および日本の伝統音楽の歴史について概観する。
・日程
第1回:音楽とは何か--民族音楽学の基本的な考え方 第2回:音楽の仕組み--響きと身体 第3回:社会の中の音楽 第4回:音楽の伝承 第5回:西洋の芸術音楽の歴史(1)--概説 第6回:西洋の芸術音楽の歴史(2)--中世・ルネサンス 第7回:西洋の芸術音楽の歴史(3)--バロック・古典派 第8回:西洋の芸術音楽の歴史(4)--ロマン派・近現代 第9回:日本の音楽の歴史(1)--概説 第10回:日本の音楽の歴史(2)--古代・中世 第11回:日本の音楽の歴史(3)--近世 第12回:日本の音楽の歴史(4)--近現代 第13回:生活と音楽(1)--音楽のコンテクストを考える 第14回:生活と音楽(2)--音楽とコミュニティの関係を考える 第15回:総括--音楽の歴史を学ぶ意味を考える
【学習の方法】
・受講のあり方
授業中には積極的な発言や質問を期待します。
・授業時間外学習へのアドバイス
関連する音楽資料の視聴や文献の購読を行い、授業内容を補完することをのぞみます。
【成績の評価】
・基準
授業の理解度、課題への積極的取り組み。
・方法
授業中の参加態度50%、学期末レポート50%。
【テキスト・参考書】
テキスト: 1.徳丸吉彦(監修);増野亜子(編)『民族音楽学12の視座』音楽之友社 2.岡田暁生『西洋音楽史(中公新書)』中央公論新社 3.小塩さとみ『日本の音・日本の音楽』アリス館 参考書・参考資料等: 徳丸吉彦『民族音楽学』放送大学教育振興会 月溪恒子;北川純子;小塩さとみ『現代日本社会における音楽』放送大学教育振興会 月溪恒子『日本音楽との出会い--日本音楽の歴史と理論』東京堂出版 その他の参考書については、授業中に指示する。
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