幼児教育指導法
 The Teaching Method of Young Children
 担当教員:坂本 明美(SAKAMOTO Akemi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
幼稚園教諭免許取得のための基礎的な内容を学び、実際に幼稚園において実地指導を受けながら、子どもの実態に触れ、保育者のかかわりや役割について考察することを目的とする。また、国内外の幼児教育の多様な実践に触れ、視野を広げることも目的とする。

【授業の到達目標】
〇『幼稚園教育要領』の「5領域」、幼児教育にかかわる基本的な内容について理解できるようになる。
〇実際に幼稚園において実地指導を受けながら、子どもの遊びや活動の様子、保育者の子どもへのかかわり方、環境構成について観察し、保育者の役割について考察できる。
〇海外の幼児教育の実践に触れ、知見を深めることができるようになる。

【授業概要(キーワード)】
5領域、レッジョ・エミリア、「フレネ教育」、保育者の役割、幼小接続

【科目の位置付け】
幼稚園教諭免許取得上、必修科目である。

【授業計画】
・授業の方法
講義形式と演習形式を混合して進める。
・日程
第1回:ガイダンス、『幼稚園教育要領』について、「5領域」について
第2回:幼稚園と保育所、グループ活動~発表にむけての準備~
第3回:イタリアのレッジョ・エミリアの幼児教育の実践
第4回:フランス・ヴァンスの「フレネ学校」における幼児クラスの実践
第5回:保育者と子どもとのかかわり、幼稚園における実地指導のガイダンス
第6回:幼稚園(1)における実地指導
第7回:幼稚園(1)における実地指導のふりかえり
第8回:幼稚園(1)の先生による講義
第9回:グループによる発表(1)
第10回:グループによる発表(2)
第11回:グループによる発表(3)
第12回:グループによる発表(4)
第13回:幼稚園(2)における実地指導
第14回:幼稚園(2)における実地指導のふりかえり
第15回:幼稚園(2)の先生による講義

※幼稚園における実地指導の日程調整に伴い、内容や順番を変更させていただく可能性が大きいです。ご了承ください。幼稚園における実地指導は、受講生の時間割で空いているコマで調整させていただきます。

【学習の方法】
・受講のあり方
グループでの話し合いや協同的な活動が多いので、積極的に取り組んでください。
・授業時間外学習へのアドバイス
『幼稚園教育要領』と『幼稚園教育要領解説』を読んでください。

【成績の評価】
・基準
〇毎回の授業に参加することを前提とします。
〇『幼稚園教育要領』の「5領域」の内容や、幼児教育にかかわる基本的な内容について理解し、国内外の幼児教育の実践について考察できることを、合格の基準とします。
〇実際に幼稚園において実地指導を受け、子どもの遊びや活動の様子、保育者のかかわりや環境構成について観察し、保育者の役割について考察できることを、合格の基準とします。
・方法
課題点と平常点との合計点で評価します。課題点と平常点の割合を3:2、ないし4:3くらいの割合で評価します。

【テキスト・参考書】
テキスト:文部科学省『幼稚園教育要領』教育出版株式会社、平成20年10月
参考書:文部科学省『幼稚園教育要領解説』株式会社フレーベル館、平成20年10月。その他、適宜紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
やむを得ない事情で授業を欠席する場合は、「欠席届」を必ず提出してください。
幼稚園における実地指導を予定しています。授業時間以外の時間帯(午前中)に参観に出かけることになります。
・オフィス・アワー
事前にメールで連絡してください。saka3@e.yamagata-u.ac.jp

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