社会教育実習
 Practical Activities in Social Education
 担当教員:豊田 博之(TOYODA Hiroyuki),佐藤 亘(SATO Wataru)
 担当教員の所属:地域教育文化学部非常勤講師
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
生涯学習社会に生きる各世代、各層が持つ多様な学習ニーズを的確に把握し、その学習欲求を自らが充足できるよう、適切かつ最大限の支援ができる社会教育指導者・専門的職業人の養成を行う。

【授業の到達目標】
自治体における具体的な青少年教育の展開および青少年教育施設の現状と課題を理解するとともに、生涯学習プログラムの企画立案・運営の基本的能力を身につけることができる。

【授業概要(キーワード)】
参加型学習・社会貢献・危機管理・親自然体験・地域のニーズ・学習プログラム・実践活動

【科目の位置付け】
児童教育コースにおけるアドバンスド・プログラムに位置付く発展科目であり、社会教育主事任用資格取得に関わる選択必修科目である。

【授業計画】
・授業の方法
山形市少年自然の家(東村山郡山辺町)に宿泊しながら基本実習(3日間)を行う。そこでは講義・体験活動・グループワーク・個人ワークなどの演習が中心となる。その後、応用実習を別日に1泊2日で実施し、実際に小中学生を対象とした体験事業の運営をスタッフとして経験し、基本実習で得た知識・技能を実践的に活用する。
・日程
1.オリエンテーション
2.施設の概要および案内
3.コミュニケーションの取り方とその実際(1) アイスブレイク
4.コミュニテーションの取り方とその実際(2) プロジェクトアドベンチャー
5.星空観察
6.各種事業の実際(1) 炊飯活動(実技)
7.素材と道具の扱い方(1) 各種クラフト活動基礎編(実技)
8.自然観察の視点:植物観察の方法(実技)
9.天体観測の実際:望遠鏡を用いて(実技)
10.ナイトハイキング
11.リスクマネジメントについて(講義)
12.素材採集と野外活動体験(実技)
13.素材と道具の扱い方(2) 各種クラフト活動応用編(実技)
14.受講者によるふりかえり
15.まとめと考察

【学習の方法】
・受講のあり方
1)実習にふさわしい服装・持ち物を持参する。※事前オリエンテーションで確認をする。
2)講師の指示に従い、適切かつ迅速に行動をする。
・授業時間外学習へのアドバイス
公民館や少年自然の家・生涯学習センターなど身近な社会教育施設の事業・取り組みに関心を持つ。

【成績の評価】
・基準
実習における参加・意欲・態度、ワークの取り組み状況およびレポートの内容で総合的に判断する。
・方法
実習中の態度および取り組む姿勢(30%)、基礎実習提出レポート(30%)、応用実習の態度および取り組む姿勢(20%)、応用実習提出レポート(20%)により評価する。

【テキスト・参考書】
テキスト:当日に資料を配付する。
参考書:とくになし

【その他】
・学生へのメッセージ
「学社連携」「学社融合」が叫ばれ、学校教育と社会教育の垣根を取り払っていこうという動きが高まっている今、学校教育を専攻する学生も社会教育の現場を知る好機ととらえて参加してみてはいかがだろうか。 宿泊を伴った実習になるので、健康管理には留意すること。また、集団生活上のルールやマナーを守ること。 施設職員・地域の方々の協力により成り立つ実習でもあるので、他者に対する感謝の気持ちをもって臨むこと。
・オフィス・アワー
世話人教員:安藤耕己に連絡すること。

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