【授業の目的】
臨床心理学領域における基本的な概念について概説する。まず乳幼児期から老年期に至るライフサイクルの各段階でみられることの多い心理不適応や障害などを理解する。さらにこうした問題をアセスメントするための技法や、援助技法としての心理臨床面接の基礎について学ぶ。最後に、臨床心理学における研究法や資格や倫理問題といった近年のトピックについても論じる。
【授業の到達目標】
臨床心理学の基礎的概念について説明できる。 さまざまな心理アセスメント技法の概要を説明できる。 さまざまな心理療法に関する理論の概要を説明できる。
【科目の位置付け】
発展科目
【授業計画】
・授業の方法
講義形式
・日程
1.イントロダクション-心理学における臨床心理学の歴史・位置・理念 2.臨床心理学の援助領域・対象 3.乳幼児期・学童期にみられる心理的不適応 4.思春期・青年期にみられる心理的不適応 5.成人・中年期にみられる心理的不適応 6.高齢期にみられる心理的不適応 7.心理アセスメント1-知能検査 8.心理アセスメント2-パーソナリティー検査① 9.心理アセスメント3-パーソナリティー検査② 10.臨床心理面接の理論・技法と実際1-クライエント中心療法 11.臨床心理面接の理論・技法と実際2-精神分析的療法① 12.臨床心理面接の理論・技法と実際2-精神分析的療法② 13.臨床心理面接の理論・技法と実際3-認知行動療法① 14.臨床心理面接の理論・技法と実際3-認知行動療法② 15.全体の学習の総括及び試験
【学習の方法】
・受講のあり方
・授業時間外学習へのアドバイス
【成績の評価】
・基準
臨床心理学の基礎的な概念や事項について一定の理解が出来ていることを合格の基準とします。
・方法
講義の最終回で行われる期末試験と、出席及びレポート課題で評価する。 それぞれの配分は、期末試験(50点)、出席及び授業に取り組む態度(30点)、レポート課題(20点)。
【テキスト・参考書】
テキスト:坂野雄二ほか著 1996 ベーシック現代心理学8 臨床心理学 有斐閣 その他、随時講義において紹介する。
|