行動分析学
 Behavior analysis
 担当教員:宮崎 昭(MIYAZAKI Akira)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
行動分析の理論における基本的概念を学び、人々がよりよく行動できるようになるためのアセスメントと行動改善プログラムについて学ぶ。

【授業の到達目標】
・応用行動分析の理論と基本概念を理解する。
・障害児の事例に対して行動分析的なアセスメントをすることができる。
・行動の生起を増加、減少させるかかわり方について理解し、体験する。
・問題行動の機能分析を理解し、支援計画を作成することができる。

【授業概要(キーワード)】
応用行動分析、一事例の実験デザイン、アセスメント、強化、消去、機能分析

【科目の位置付け】
認定心理士プログラムの科目

【授業計画】
・授業の方法
応用行動分析のテキストを一章ずつ分担してレポートし、基本的な理論と概念を理解する。教員による講義と演習を通じて、応用行動分析による支援の実際について理解する。
・日程
1 オリエンテーションと授業計画作成
2 第1章 応用行動分析の基本的な考え方(Roots of Applied Behavior Analysis)
3 第2章 応用行動分析を適用するに当たっての責務(Responsible Use of ABA Procedures)
4 第3章 行動目標の作成(Preparing Behavioral objectives)
5 第4章 データの収集とグラフ化(Procedures for Collecting Data)
6 第5章 データのグラフ化(Graphing Data)
7 第6章 一事例の実験デザイン(Single-Subject designs)
8 第7章 行動の生起頻度を増大させる随伴操作(Arranging Consequences That Increase Behavior)
9 第8章 不適切な行動を減少させる結果操作(Arranging Consequences That Decrease Behavior)
10 第9章 分化強化:刺激制御とシェイピング(Differential Reinforcement: Stimulus Control and Shaping)
11 第10章 機能査定と機能分析(Functional assessment and Functional Analysis)
12 第11章 行動変容を般化させるために(Providing for Generalization of Behavior Change)
13 第12章 行動自己管理の指導(eaching Students to Manage Their Own Behavior)
14 試験と解答による学習内容の確認
15 自閉症児のためのABA-つみきBOOK付属ビデオ―

【学習の方法】
・受講のあり方
教科書のテキストはあらかじめ読んで、内容を理解し疑問点を検討してくること。分からない専門用語(基本概念)について積極的に質問・討議すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
教科書の事例などにより、理解が不十分なところを補充すること。

【成績の評価】
・基準
授業発表レポートと試験により、応用行動分析の理論と基本概念が理解できたかどうかを基準とする。
・方法
討議参加やワークシート提出(1回2点×15回=30点)、授業発表レポート1回(30点)、試験(40点)で評価する。遅刻は減点。欠席は届出れば0点だが無断欠席は3点減点。授業発表レポートは内容と発表のプレゼンテーションの出来栄えによって評価する。

【テキスト・参考書】
テキスト(必須):P.A.アルバート、A.C.トルートマン著(佐久間徹、谷晋司 監訳)2004. はじめての応用行動分析. ニ瓶社.

【その他】
・オフィス・アワー
宮﨑研究室:火曜日12:30~13:30(出張日を除く)
【連絡方法】メールアドレス<amiyazak@e.yamagata-u.ac.jp>

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