精神医学概論
 Introduction to Psychiatry
 担当教員:後藤 裕(GOTO Yutaka)
 担当教員の所属:地域教育文化学部非常勤講師
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
さまざまな精神障害における病態像や発生機序、治療、予後等について、事例を交えながら概説する。さらに、精神医学の歴史や、脳の構造と各部位の機能、向精神薬の薬理機序等についても触れる。

【授業の到達目標】
精神医学の歴史の概要について説明できる。
精神医学に関する基本的な知識について説明できる。

【授業概要(キーワード)】
精神障害 DSM-5

【科目の位置付け】
発展科目

【授業計画】
・授業の方法
プリント及び板書による講義・演習形式とする。またスライド、ビデオも併せて使用する。
・日程
1.イントロダクション
2.精神医学の歴史1
3.精神医学の歴史2
4.正常と異常1
5.正常と異常2
6.脳の仕組みと機能(意識と無意識、意識障害)
7.向精神薬の薬理機序1
8.向精神薬の薬理機序2
9.さまざまな精神障害1(統合失調症)
10.さまざまな精神障害2(双極性障害)
11.さまざまな精神障害3(神経症水準の障害1)
12.さまざまな精神障害4(神経症水準の障害2)
13.さまざまな精神障害5(神経症水準の障害3)
14.発達障害について昨今の臨床
15.まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
原則として出席はとらない。「正常」と「異常」あるいは、「普通であること」と「普通ではないこと」について関心のある学生の受講を求める。全日程終了後、レポート提出を求める(試験は行わない)。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義の際に、読んでおいた方がいい図書、見ておいた方がいいビデオを紹介する。
ビデオの一例として、「普通の人々」(ロバート・レッドフォード監督, 1980年)「アメリカンビューティ」(サム・メンデス監督, 1999)を挙げる。

【成績の評価】
・基準
精神医学に関する基本的な知識を一定水準以上獲得していること。
・方法
講義終了後、最終レポートの提出を求める。評価はこの最終レポートによって行う。

【テキスト・参考書】
テキスト:西丸四方著 「やさしい精神医学」 南山堂

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