多文化共生概説
 Introduction to The Multicultural Studies
 担当教員:三上 英司(MIKAMI Eiji)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義・演習
 開講対象:2・3・4年  科目区分:基礎科目 
【授業の目的】
地域社会の自律的な発展に寄与しうる交流能力を身につけるために、多文化共生に関する基礎的な概念に関する知識を理解し、他者理解と自己理解を深めることを目的とする。

【授業の到達目標】
・多文化共生を実践するために必要な基本概念を身につけた上で応用できる。
・他者理解を通じて自己省察を深め、自己の行動を決定できる。
・他者理解を実践するに足る建設的な意思疎通を自立的に行うことができる。

【授業概要(キーワード)】
多文化共生 文化交流 他者理解 自己理解

【科目の位置付け】
異文化交流コース選択科目

【授業計画】
・授業の方法
講義・演習
・日程
1 共生とグローバリゼーション
2 グローバリゼーションと社会変動
3 多文化共生のパースペクティブ
4 文化とは何か
5 グローバリゼーションと文化
6 作られる常識(ステレオタイプの危うさ)
7 多数派と少数派
8 多文化社会と社会統合のあり方
9 世界を見るレンズ
10 地域間経済格差
11 対立の現実(国家間紛争とグローバリズム)
12 協力と援助
13 日本人性の構築
14 日本社会の脱構築と再構築
15 まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
毎回小課題を出して回答してもらいます。
自分の意見を論理的に説明することを求めます。
・授業時間外学習へのアドバイス
多文化共生に関する自己の考え方を日常生活の様々な場面にフィードバックして検討してください。

【成績の評価】
・基準
・多文化共生を実践するために必要な基本概念を身につけた上で応用できることを合格の基準とする。
・他者理解を通じて自己省察を深め、自己の行動を決定できることを「B評価」の基準とする。
・他者理解を実践するに足る建設的な意思疎通を自立的に行えることを「A・S」評価の基準とする。
・方法
授業ごとの小課題(50点)
レポート(50点)

レポート課題は1回目の授業時に示します。

【テキスト・参考書】
授業でプリントを配布します。

【その他】
・学生へのメッセージ
グループでの話し合いが毎回あります。
建設的な討議の訓練をしたい学生の参加を求めます。
・オフィス・アワー
月曜日と木曜日の12:00~13:00(研究室)

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