英語科教育法A
 Teaching English as a Foreign Language A
 担当教員:佐藤 博晴(SATO Hiroharu)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
中学校学習指導要領「外国語」を軸に,中学校における英語授業の在り方について,過去の改訂の内容を参照しながら考えていく.
まず,改訂に至った経緯について触れた後,学習指導要領の中で謳われている個々の事項について,これまでの改訂と比較しながら検討していく.その上で,今回の改訂が持つ意味,さらにそれを教室の中で実現するにはどのようにしたらよいのかについて考察する.

【授業の到達目標】
学習指導要領に対する正確な理解と,それに基づいた指導案作成・授業展開ができるようになる。

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については,「カリキュラム・マップ」を参照し,よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
テキストを軸に対話形式で授業を行う.
・日程
授業では次のようなテーマを扱う予定である。
第1回:学習指導要領とは
学習指導要領とは何なのか、また、学習指導要領を改訂することの意義について解説を行う。
第2回:今回の改訂の経緯について(1)
平成元年の改訂から平成10年の改訂、平成10年の改訂から今回の改訂という流れについて解説する。
第3回:今回の改訂の経緯について(2)
今回の改訂に焦点を当て、中央教育審議会の答申や教育基本法の改正などを踏まえて解説する。
第4回:今回の改訂の要点について
今回の改訂に要点について、特に外国語科の視点から改訂の趣旨や要点について解説をする。
第5回:教科の目標・英語の目標
外国語科の目標と英語の目標について、これまでの改訂のものと比較しながら解説する。
第6回:言語活動について(1):聞くこと
言語活動のうち「聞くこと」の指導事項について、これまでの改訂と比較しながら解説する。
第7回:言語活動について(2):話すこと
言語活動のうち「話すこと」の指導事項について、これまでの改訂と比較しながら解説する。
第8回:言語活動について(3):読むこと
言語活動のうち「読むこと」の指導事項について、これまでの改訂と比較しながら解説する。
第9回:言語活動について(4):書くこと
言語活動のうち「書くこと」の指導事項について、これまでの改訂と比較しながら解説する。
第10回:言語活動について
今回の改訂における言語活動の取扱いについて、これまでの改訂と比較しながら解説する。
第11回:言語材料について
今回の改訂における言語材料の内容と取扱いについて、これまでの改訂と比較しながら解説する。
第12回:指導計画の作成と内容の取扱いについて
小学校における外国語活動との関連や道徳教育との関連について解説する。
第13回:ビデオによる英語授業の観察および分析の実践
第14回:学習指導案の作成方法の解説と実践
第15回:授業のまとめ、テストおよび解説

【学習の方法】
・受講のあり方
常に問題意識を持って授業に臨むこと.
・授業時間外学習へのアドバイス
予習・復習のあり方については,初回の授業で指示する.

【成績の評価】
・基準
授業での発表,学習指導案の作成,試験により総合的に評価する。
(授業の進行によって変更することもあります。)
・方法
・発表 40点 ・学習指導案 30点 ・試験 30点 計 100点

【テキスト・参考書】
テキスト:文部科学省「中学校学習指導要領解説 外国編(平成20年9月)」開隆堂(72円)

【その他】
・オフィス・アワー
木曜日 13時~14時30分

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