英語音声学概説
 English Phonetics
 担当教員:石崎 貴士(ISHIZAKI Takashi)
 担当教員の所属:大学院教育実践研究科
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
この授業では英語音声学の基礎知識と基礎的技能の修得を目的とする。
特に「音の変化」「強勢」「リズム」「イントネーション」という面を重視ながら学んでいく。

【授業の到達目標】
音声学的事象のうち特に英語の「音の変化」「強勢」「リズム」「イントネーション」について、その背後にある原理・原則を理解した上で、きちんとした説明ができるようになる。
また、練習を通してそれらの事象を正しく聞き取れたり、発音できたりする英語の発音の操作性を身につける。

【科目の位置付け】
この科目は、多面的素養(複数の言語運用能力)を備えた文化交流や日本語教育に貢献できる者、国際的な視野を身につけた国語科・社会科・英語科の教員を育てる異文化交流コースのカリキュラムポリシーにもとづいて開講されるもので、「言語文化教育プログラム(英語)」の「専門科目」に位置し,当該プログラムを選択した場合は必ず修得すべき科目となっています。

【授業計画】
・授業の方法
(1) 毎時間、前回の内容を復習する小テスト(含リスニングテスト)を実施する。
(2) 個々の事象について説明を行った後、聞き取りの練習をする。
(3) 全体で発音の練習を行った後、個々に発表を行う。
・日程
1. 音の連結
2. 母音の脱落
3. 子音の脱落
4. 音の同化(1)
5. 音の同化(2)
6. 音の同化(3)
7. 強形と弱形
8. 短縮形
9. 語強勢
10. 句強勢
11. 文強勢
12. 内部連接
13. ピッチと音調核
14. イントネーションの型
15. 文の種類とイントネーション

【学習の方法】
・受講のあり方
授業中の活動に積極的に参加すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習・復習のあり方については、初回の授業で指示する。

【成績の評価】
・基準
音声学的事象の原理・原則については、その知識の定着の度合いを毎回行う小テストによって評価し、個々の事象の聞き取り・発音については授業でのテストや発表により評価する。
・方法
(授業の進行によっては配点が変わることもあります)
・聞き取り 30点
・発音 30点
・小テスト 40点
計 100点

【テキスト・参考書】
テキスト:必要に応じてプリントを配布します。
参考書:堀口 俊一 監修, 加須屋弘司, 他 著『現代英語音声学』(英潮社)

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