言語情報活用Ⅰ
 General Information Retrieval and the Text Analysis I
 担当教員:中西 達也(NAKANISHI Tatsuya)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 (1)アプリケーションを使うのみのユーザーから脱却し,総合的にパーソナルコンピューターを運用できるようになることを目的とする。
 (2)特殊構文を情報フィルターとして機能させる過程を理解することを目的とする。
 (3)辞書データーベースとしてのPDIC形式,並びに,それらに関係するソフトウエアを理解することを目的とする。
 言語情報活用Ⅰでは,言語情報活用の基礎として,まず,情報検索等を行うパーソナルコンピューターそのものを考えます。多くの授業では,普通はお膳立てのできたコンピューターがあるものとして授業を行いますが,この授業では授業概要(到達目標)の1番目で述べていることをまず目指します。本授業が3年前期の言語情報活用Ⅱの履修の前提にもなっているため,この部分はかなり丁寧に行う予定です。
 そして,情報を活用していく上で避けて通ることができない,インターネット上の情報検索エンジンの検索式について学びます。特に,書誌情報や文献の探し方は重要です。
 さらに,ハードディスクにインストールして使うインクリメンタルサーチの英語辞書として有名なPDIC形式について触れます。

【授業の到達目標】
 ・情報検索を行うパーソナルコンピューターのセキュリティ,環境設定,操作系のカスタマイズができるようになる。
 ・特殊構文を情報のフィルターとして機能させ,効果的な検索エンジンの活用ができるようになる。
 ・辞書データーベースとしてのPDIC形式,並びに,それらに関係するソフトウエアを理解する。

【科目の位置付け】
この授業は,問題発見と解決を自立的に行う能力(異文化交流コースディプロマ・ポリシー)に基づき開設される科目区分:専門科目です。

【授業計画】
・授業の方法
 授業の方法は,一対多の形式の演習及び実習となります。
・日程
 第1回~第5回:パーソナルコンピューターのセキュリティ,環境設定,操作系のカスタマイズ
 第6回~第10回:検索式の理解と効果的な検索エンジンの活用,論文に特化したサーチエンジンgoogle scholar
 第11回~第15回:PDIC形式,並びに,それらに関係するソフトウエアの活用

【学習の方法】
・受講のあり方
 欠席しないことが一番です。
・授業時間外学習へのアドバイス
 宿題等指示されたことを行うことはもちろん,主題にいつも意識を向けていることが重要です。
 記憶がさめやらぬうちに学習したことのまとめを行うことが肝要です。

【成績の評価】
・基準
 提出物(レポートファイル)授業参加・態度を総合的に評価します。
・方法
 基本的に提出物の得点で評価します。授業参加・態度点として,±20点があります。
 言語情報活用Ⅰにおける最終レポートのテーマは「検索式の理解と効果的な検索エンジンの活用」または「PDICにおける検索方法」に関する内容になります。

【テキスト・参考書】
 教室で指示します。

【その他】
・学生へのメッセージ
 本授業はパソコンというメディアを活用して行くリテラシーの中で,コンピュータを操作する技術的手段をある程度獲得している学生を対象とします。全くの初心者でも喜んで履修を受け付けますが,かなり努力をしてもらいます。
 現在,一般的な OS である Windows がインストールされているノートパソコンを持っていることが望ましいです。これを教室に持込むことにより,そこで行った操作等の結果を直接パソコンに記録することができます。逆に言うと,デスクトップの人は,よりパソコンを活用して行くリテラシーが求められます。
 皆さんが持込んだノートパソコンを囲んでの授業となります。
・オフィス・アワー
 特定されたオフィスアワーの時間は設けません。可能な限り随時受け付けます。諸君の放課後は,教員は会議等で,すれ違いとなることが多いです。不在の場合には,連絡黒板とメモ用紙がありますので活用願います。学生番号,氏名,連絡先,受講クラス曜日・校時,内容等を記しておいてください。こちらから連絡します。

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