韓国文化論演習
 Seminar in Korean Culture
 担当教員:高 吉嬉(KO Kilhee)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義式(DVD活用および討論)
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
①韓国文化を理解する(「他者認識」)ことで、日本文化を捉え直す(「自己認識」)。
②韓国文化を歴史と結びつけて捉え、「韓流ブーム」と「歴史問題」という二つイメージを相対化する。
③日韓両国の文化理解や文化交流のあり方について考える。

【授業の到達目標】
韓国文化という異文化理解を通して日本文化を捉え直し、異文化理解の大切さを認識し、日韓文化交流に積極的に参加する意欲と態度を身につける。

【授業概要(キーワード)】
韓国文化、異文化理解、文化交流

【科目の位置付け】
国際交流プログラムのための選択必須科目。
この授業は、「韓国文化の学習を通して、日韓両国の文化理解や文化交流の在り方について考える国的的な人材を育てる」ための授業です。(カリキュラム・ポリシー)

【授業計画】
・授業の方法
2年次の成果を踏まえつつ、学生たちはグループに分かれて、次のように授業に参加することになる。①韓国の様々な映画分野(例えば、家族・恋愛・政治・軍政・朝鮮戦争・南北分断・民主化・在日コリアンなど)から各グループの担当部分を決める。②担当部分に紹介された映画から一つを選
んで、それをみんなで鑑賞する。③鑑賞した映画の内容を踏まえながら、韓国の社会・歴史・文化などについて調べた内容を報告し、みんなで意見を交換する。④発表した内容を深めてレポートとして提出する。
・日程
1.参加者の自己紹介、授業の概要説明、グループ分け
2.日韓両国の「韓流」と「日流」の現象について(講義と意見交換)
3.韓国における日本文化解放の歴史と現状について(講義と意見交換)
4-5.グループ1の映画鑑賞
6.グループ1の発表と討議
7-8.グループ2の映画鑑賞
9.グループ2の発表と討議
10-11.グループ3の映画鑑賞
12.グループ3の発表と討議
13-14.グループ4の映画鑑賞
15.グループ4の発表と討議
*最終レポートを課す。

【学習の方法】
・受講のあり方
自分の考えや認識を深めるため、授業に積極的な姿勢で臨むようにする。
・授業時間外学習へのアドバイス
①報告者(あるいはグループ)は、内容を焦点を絞って調べ、分かり易く伝えられるようなレジュメをつくるように心がける。
②授業で学習した韓国文化理解を深めるため、実際韓国を訪問するか、在日韓国・朝鮮人に会ってみるかの積極的な行動へ結びつけていくようにする。

【成績の評価】
・基準
報告やレポートの内容を主に評価するが、出席率、授業での積極的な発言や参加態度などを考慮する。
・方法
①平常店 20%
②報告 50%
③レポート 30%

【テキスト・参考書】
・ 西川玲子『歴史を知ればもっと面白い 韓国映画ー「キューポラのある街」から「王の男」まで』ランダムハウス講談社、2006年。

【その他】
・学生へのメッセージ
・小倉紀藏『韓流インパクト』講談社、2005年。
・東アジア学会『日韓の架け橋となった人びと』明石書店、2003年。
・オフィス・アワー
チングガ デゴ シポヨ!(友だちになりたいです!)
ハングルを勉強し、韓国に足を運んでみてくださいね。^^

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