【授業の目的】
(1)インターネットを活用した異文化交流に関わる取組がどのように発信されているかをとらえることを目的とする。 (2)ネットワーク(インターネット)の基本的概念とスキルを身につけることを目的とする。
【授業の到達目標】
(1)自らが設定する課題(テーマ)の作成(授業の方法参照)を通して,多様な価値観を相互に尊重し合う態度など異文化交流のために必要な考察の観点を身につける。 (2)山形大学の学術ネットワーク(YU-NET)に接続申請(IPアドレスの取得申請)を行い,ネットワーク(インターネット)の基本的概念とスキルを身につける。
【科目の位置付け】
この授業は,多面的素養:複数の言語運用能力を備え文化交流や日本語教育に貢献できる者,国際的視野を身につけた国語科・社会科・英語科の教育者を育てる(異文化交流コースのカリキュラム・ポリシー)に基づき開設される教科に関する科目(英語),科目区分:異文化理解です。
【授業計画】
・授業の方法
○インターネットにつながったコンピューターを囲んだ演習形式の授業になります。 ○授業では,インターネットを活用した異文化交流に関わる取組がどのように発信されているかについて次に示す観点から考察を行うことになります。 ○考察の観点は;内容に関して (1)自文化と異(他)文化で扱われている内容に違いや共通部分を見いだせるか。(2)自文化の発信以外に,異文化交流に関わる取り組みととらえられる部分はどこか。 ;表現に関して (1)不特定多数に情報を発信しているという意識をどのようなところにみることができるか。(2)情報発信者と異なる意見や価値観をもつ人に対しての配慮はどのようになっているか。(3)異なる意見や価値観をもつ人に対して共通の議論の場を設けたり,説得したりするための試みはどのようになっているかです。 ○受講者が自ら設定する課題(テーマ)は主題文の作成によって指導します。 ○主題文に関するプレゼンを必要に応じて行います。
・日程
第1回:オリエンテーション(山形大学の学術ネットワーク(YU-NET)の接続申請を含む) 第2回:ネットワークの基本的概念とスキルについて 第3回:課題と考察の視点観点に関する解説 第4回:内容に関する考察 第5回:表現に関する考察 第6回:自らが設定する課題(テーマ)へつなげるキーワード・フレーズを考えよう 第7回:検索式の理解と効果的な検索エンジンの活用,論文に特化したサーチエンジン 第8回:検索式の理解と効果的な検索エンジンの活用,論文に特化したサーチエンジン 第9回:PDIC形式,並びに,それらに関係するソフトウエアの活用(英語を扱うために) 第10回:PDIC形式,並びに,それらに関係するソフトウエアの活用(英語を扱うために) 第11回:課題(テーマ)に関する主題文の作成・章立て・考察の指導 第12回:課題(テーマ)に関する主題文の作成・章立て・考察の指導 第13回:課題(テーマ)に関する主題文の作成・章立て・考察の指導 第14回:課題(テーマ)に関する主題文の作成・章立て・考察の指導 第15回:授業のまとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
レポートで扱うテーマとどのように論を進めるのかについて,いつも意識を向けている必要があります。課題研究から卒業研究にむけテーマを考えて行くときと同じです。このことが良き予習にも復習にもつながります。
・授業時間外学習へのアドバイス
学習の方法(受講のあり方)と同じです。
【成績の評価】
・基準
以下の観点でレポートを評価します。 適切な章立て,引用の表記箇所と自身の論述箇所との区別がはっきりしているか。 シラバスに示されている考察の観点がきちんととらえられ,記述されているか。 指示された書式等がきちんと守られているか。
・方法
基本的に提出されたレポートで評価します。形式等の詳細は授業で知らせます。また,授業参加・プレゼン・態度点として±20点があります。
【テキスト・参考書】
テキストは使用しません。必要に応じてプリントを配布します。
【その他】
・オフィス・アワー
特定されたオフィスアワーの時間は設けません。可能な限り随時受け付けます。諸君の放課後は,教員は会議等で,すれ違いとなることが多いです。不在の場合には,連絡黒板とメモ用紙がありますので活用願います。学生番号,氏名,連絡先,受講クラス曜日・校時,内容等を記しておいてください。こちらから連絡します。
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