地理学野外実習A
 Geographical Field Studies A
 担当教員:村山 良之(MURAYAMA Yoshiyuki)
 担当教員の所属:大学院教育実践研究科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:現地実習,事前事後学習会
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
南関東地方のフィールドワークを行い,当該地域の自然と社会について理解するとともに,その準備から実施そして事後のまとめまで一連の方法を学ぶ。

【授業の到達目標】
・南関東地方の自然(地形等),都市および村落の景観と機能,地域の産業等について,実際に観察して理解する。
・事前学習および事後報告会を含めて,地域のさまざまな側面について調べる方法(地形図の読図や利用,各種統計の入手と加工,フィールドノートの取り方,写真撮影と整理法等)についても獲得する。

【科目の位置付け】
・地理学(地誌を含む。) (中学校)
・人文地理学及び自然地理学(高等学校)

【授業計画】
・授業の方法
・事前学習会への参加,発表
・実習(フィールドワーク)
・実習後レポート作成と報告会への参加,発表
・日程
第1回 オリエンテーション:実習概要の説明と事前学習会の準備を行う

第2回 事前学習会:各自担当の文献を紹介しあい,質疑応答を行う
各自担当の分野について深く理解して発表するとともに,実習で観察すべき様々な事項について,他の人の発表を聴いて理解を深めあう。地形図の読図や利用,各種統計の入手と加工についても学習する。

第3回~第14回 実習:南関東地方において4泊5日程度の実習を行う
地形,都市および村落の景観と機能,地域の産業等について,実際に観察して理解する。フィールドノートの取り方や写真撮影と整理法等についても学習する。
 第1日目:房総半島の地形(海岸段丘,隆起ベンチ)と漁村景観を観察する
 第2日目:三浦半島の地形と近郊農業,郊外住宅地景観を観察する
 第3日目:東京山の手の地形および藩政時代と現在の土地利用を観察する(皇居~城西地区)
 第4日目:東京下町の景観と産業を観察する1(城南地区の製造業)
 第5日目:東京下町の景観と産業を観察する2(城東地区,江戸東京博物館)

第15回 事後報告会:各自が実習後に作成したレポートについて報告しあう
自分の発表だけでなく,他の報告を聴くことで,実習で得た知識が深化,定着する。

【学習の方法】
・受講のあり方

・授業時間外学習へのアドバイス


【成績の評価】
・基準
・南関東地方の基本的な地理的知識の獲得
・フィールドワークの基本的な手法の獲得
・方法
以下の観点で評価する。
 ・事前学習会への参加と発表
 ・実習への参加
 ・実習後のレポートおよび報告会への参加と発表

【テキスト・参考書】
事前学習会の前に指示する。

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