【授業の目的】
・ピアノ奏法の全体を理解する。 ・正確な読譜力・解釈力を系統的に理解でき、実践できる。
【授業の到達目標】
ロマン派以降の作品の様式とソナタ形式以外の様々な形式を理解し、楽譜を正確に読み、その内容を豊かに表現する。全体授業ではロマン派の小品を取り上げ、楽曲を正しく理解するための分析力・解釈力を高める。
【授業概要(キーワード)】
音づくり
【科目の位置付け】
基盤科目
【授業計画】
・授業の方法
各人30分程度の個人指導
・日程
第1回:ガイダンス(全体授業の課題を決定する) 第2回:全体授業(読譜について学ぶ) 第3回:実技演習(楽曲の分析) 第4回:実技演習(楽曲の時代背景を知る) 第5回:実技演習(楽曲の意味内容を考える) 第6回:実技演習(楽曲の拍節の意味を考える) 第7回:実技演習(楽曲の調性感を考える) 第8回:実技演習(楽曲の和声感を考える) 第9回:実技演習(楽曲のフレーズを学ぶ) 第10回:実技演習(楽曲に相応しい運指を考える) 第11回:実技演習(楽曲に相応しい音色を考える) 第12回:実技演習(ペダル奏法を学ぶ) 第13回:実技演習(呼吸法と打鍵) 第14回:実技演習(楽曲の様式を学ぶ) 第15回:実技演習 これまでの授業・学習のまとめとしての演奏
【学習の方法】
・受講のあり方
指導は個人指導が主体であるが授業時間内における他者の演奏は必ず聴き、自分自身に生かす。
・授業時間外学習へのアドバイス
前回の指導をもとに毎日の練習を行う。練習曲は毎日の練習プランに組み入れる。
【成績の評価】
・基準
以下の評価の観点に則り、期末試験及びセメスター課題の内容を総合的に判断し、複数教員によって評価する。 ・全体授業での方向性を理解し努力したか。 ・内容に対する理解や工夫が見られたか。 ・授業に積極的であったか。
・方法
期末試験(演奏試験) 複数教員の評価、其の合算平均
【テキスト・参考書】
テキスト:シューベルトピアノソナタ集(ヘンレ版),シューマンピアノ作品集第1,2巻(ヘンレ版),ショパン全集第1,2巻(パデレフスキ版),リスト『巡礼の年報』(ムジカ・ブタベスト版),その他必要に応じて指定する。
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