ソルフェージュⅢ
 Solfege III
 担当教員:名倉 明子(NAGURA Akiko)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:実技
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
伴奏づけとピアノ初見演奏を中心として、読譜力や表現力、和声感などを養うための訓練をする。要望があれば聴音なども随時取り入れる。

【授業の到達目標】
旋律にマッチした和音を設定し伴奏することができるようになる。
初めて見る楽譜を音楽的に演奏することができるようになる。

【授業概要(キーワード)】
伴奏付け ピアノ初見演奏 和声 コードネーム 聴音

【科目の位置付け】
専門科目 選択

【授業計画】
・授業の方法
和声や非和声音について学びつつ、旋律に伴奏をつける練習をする。
簡単なピアノ曲(子どものための作品など)を初見で演奏する。
・日程
ピアノ初見演奏は毎回複数の楽譜を用意するのでその中から1曲を選択し演奏する。
伴奏づけは以下のとおり、1〜2年次に履修した和声とコードネームの復習から始まり最終的には各自が創作した旋律へ伴奏をつける。
第1回 ガイダンス
第2回 コードネーム
第3回 和声進行の基礎
第4回 非和声音の分析
第5回 副3和音を含む旋律への伴奏づけ
第6回 準固有和音を含む旋律への伴奏づけ
第7回 副属7の和音を含む旋律への伴奏づけ
第8回 さまざまな和音による伴奏づけの練習(既存作品の旋律による)
第9回 さまざまな和音による伴奏づけの練習(既存作品の旋律による)
第10回 動機と楽節
第11回 2部形式と3部形式
第12回 旋律の創作
第13回 自作の旋律への伴奏づけ
第14回 創作した作品の発表
第15回 試験とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
授業内に与えられた課題は次週までに必ず実施すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
毎日簡単なピアノ曲(子どものための作品など)で良いので、遊び弾きをすると良い。積み重ねることで、ピアノの鍵盤の位置を感覚的に掴めるようになったり、楽譜を読む速度がはやくなったりなどする。

【成績の評価】
・基準
伴奏づけとピアノ初見演奏に習熟することが合格の基準となる。
・方法
平常点20点+提出物20点+期末テスト60点
(全授業の2/3以上出席しない者は失格とする。)

【テキスト・参考書】
参考書:『新総合音楽講座5 コード進行法』 財団法人ヤマハ音楽振興会 『新総合音楽講座6 伴奏づけ』財団法人ヤマハ音楽振興会 『キーボードによるソルフェージュ』音楽之友社

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