音楽史ⅠA
 Music History 1A
 担当教員:大角 欣矢(OHSUMI Kinya)
 担当教員の所属:地域教育文化学部非常勤講師
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
諸民族の音楽(日本の伝統音楽を含む)と西洋音楽史概説 
音楽学において、諸民族との関連のなかで、特に西洋音楽史学の概論を、古代からルネサンスまでの音楽の流れをたどりながら教授する。世界の音楽の中で、西洋音楽史を概観することで、世界の音楽や、日本、西洋音楽の構造や様式を歴史的に把握する能力を育成する。

【授業の到達目標】
西洋音楽史を概観することで、音楽の構造や様式を歴史的に把握する能力を育成する。

【科目の位置付け】
専門科目 必修

【授業計画】
・授業の方法
テキスト、配布資料、および視聴覚教材などを用いながら講義を行う。
・日程
(1) オリエンテーション 諸民族の音楽(日本の伝統音楽を含む)と西洋音楽史、古代ギリシャの音楽
(2) 初期キリスト教会の単旋聖歌 単旋聖歌の発展
(3) 中世の単旋律世俗歌曲 多声音楽の始まりとノートルダム楽派
(4) アルス・アンティークヮ アルス・ノーヴァとトレチェント
(5) ルネサンス音楽総論 15世紀イギリス音楽とブルゴーニュ楽派
(6) フランドル楽派(オケゲムからウィラールトまで) ラッソとパレストリーナ(ローマ楽派)、ヴェネツィア楽派
(7) ルネサンス時代各国の世俗声楽曲 ルネサンス時代の鍵盤・リュート作品 ルネサンス時代の器楽アンサンブル
(8) バロック音楽総論 オペラの始まりとヴェネツィア・オペラ
(9) ナポリ派オペラの展開 フランス、イギリスのオペラ
(10) オラトリオの始まりと発展 17世紀のカトリック教会音楽
(11) 18世紀のカトリック教会音楽 17世紀までのプロテスタント教会音楽
(10) 18世紀のプロテスタント教会音楽
(12) 17世紀の鍵盤楽曲 18世紀の鍵盤楽曲
(13) 室内楽曲 管弦楽概論と管弦楽組曲
(15) 協奏曲 諸民族の音楽(日本の伝統音楽を含む)とバロックまでの音楽史   まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
テキストや配布資料や視聴覚教材を、自己の経験と比較しながら理解するよう努めてほしい。なお、当然のことではあるが、授業への出席はきわめて重要である。
・授業時間外学習へのアドバイス
特に必要なし。

テキスト、ノートなどを参照するとともに、関連文献を読んだり、可能ならば、講義で言及された楽曲をCDで鑑賞するなどして理解を深めることが望ましい。

【成績の評価】
・基準
授業を積極的に受講し、音楽史の内容を把握しているかどうか。
・方法
平常点(出席、授業態度等)試験、レポートを加味して総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
テキスト:U. ミヒェルス編『カラー図解音楽事典』(白水社)、「詳説総合音楽史年表」―音楽史を世界の歴史からグローバルにとらえるー(教育芸術社)
参考書:作曲家別名曲解説ライブラリー全23巻音楽の友社、作曲家◎人と作品全23巻音楽の友社「作曲家◎人と作品全23巻」音楽之友社、国立劇場編『日本音楽〈歴史と理論〉』日本芸術文化振興会刊、1974  柘植元一・塚田健一編『はじめての世界音楽』(音楽之友社、1999)その都度、指示する。

【その他】
・学生へのメッセージ
テキストや配布資料や視聴覚教材を、自己の経験と比較しながら理解するよう努めてほしい。なお、当然のことではあるが、授業への出席はきわめて重要である。 

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