幾何学概論
 Introduction to Geometry
 担当教員:皆川 宏之(MINAKAWA Hiroyuki)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
古典幾何学を教材として、図形と計量や方程式、複素数と複素平面、曲線の媒介変数表示、図形の合同や相似、集合、写像、数理論理を学習することが目的である。

【授業の到達目標】
到達目標は次の3つである。
・古典幾何学における基本的な概念を正しく理解し、それを問題の定式化に用いることができる。
・自分の考えやアイディアを数学的に正しく表現することができる。
・推論を正しく用いて問題を解決することができる。

【授業概要(キーワード)】
集合、写像、図形、合同、相似、数理論理

【科目の位置付け】
地域教育文化学部のカリキュラムポリシー「実践的な課題発見と問題解決能力を育成する」にかかわる。

【授業計画】
・授業の方法
・一回の授業は、講義1時間、演習および質疑応答30分で行う。 ・講義では、まず定義や基本的な性質を説明し、次にその日の到達目標である定理や公式を紹介する。最後に証明のアイディアや演習問題とその考え方を説明する。
・日程
講義では次の内容を扱う。
第1回:平面ベクトル、空間ベクトル、内積  第2回:写像、関数、写像の合成、逆写像  第3回:xy平面上の図形と方程式、複素平面上の図形と方程式  第4回:図形の移動と変換、合同、相似  第5回:試験とその解説(1回目)  第6回:図形の計量、角の大きさ、面積、長さ  第7回:図形の相等と不変量:不変性の確認  第8回:図形の相等不変量:不変量を用いた図形の分類  第9回:平面上のユークリッド幾何学の定理  第10回:試験とその解説(第2回)  第11回:空間上のユークリッド幾何学の定理  第12回:球面上の幾何学の定理  第13回:双曲平面上の幾何学の定理  第14回:人間の活動、実際の現象と古典幾何学との関わり  第15回:試験とその解説(第3回)

【学習の方法】
・受講のあり方
・講義内容をノートに筆記し理解に努める。
・手を動かすことにより学び取って行く呼吸を学ぶ。
・授業時間外学習へのアドバイス
・粘り強く考え、少しづつ理解をすすめて行くことを意識する。

【成績の評価】
・基準
以下の観点で、演習および質問の時間の取り組みも考慮しつつ主に3回行う試験の結果によって総合的に判断する。
・古典幾何学に関わる計算を正確に実行することができる。
・古典幾何学に関わる事柄の定義、基本的な考え方、応用、解法を正確に理解し説明することができる。
・方法
試験(1回目)30点、  試験(2回目)30点、  試験(3回目)40点
合計100点

【テキスト・参考書】
必要に応じて講義の中でお知らせします。

【その他】
・オフィス・アワー
講義の中でお知らせします。

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