ソルフェージュ基礎
 Solfege Basics
 担当教員:名倉 明子(NAGURA Akiko)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
音楽を学習する者にとって必要な、音を聴いて書き取る力と、楽譜を見て歌う(演奏する)力を身につける。

【授業の到達目標】
他の音を聴きながら謡、聴きながら弾くことができるようになる。
初見視唱、初見視奏、スコアリーディングができるようになる。

【授業概要(キーワード)】
聴く 書く 読む 歌う 弾く

【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目

【授業計画】
・授業の方法
各週2,3人のグループごとに分け、テキストの聴音の課題を選定し、作曲家について、時代背景、作品の様式を調べ発表し、課題曲を演奏する。また、種々の楽器で演奏された音の聴き取りをする。
・日程
第1回 ガイダンス
第2回 初見視唱、初見視奏、スコアリーディングの説明。
第3回 移調楽器、それらに伴う移調、移調奏などの説明。ハ音記号を導入し、アルト譜表の読み方の解説。
第4回 移調楽器、それらに伴う移調、移調奏。アルト譜表、テノール譜表、ソプラノ譜表の読み方の練習。
第5回 アルト譜表、テノール譜表、ソプラノ譜表の読み方の練習の継続。
第6回 木管五重奏曲、合唱の聴き取りとバッハの作曲家研究。
第7回 金管五重奏曲、合唱、重唱の聴き取りとヘンデルの作曲家研究。
第8回 弦楽四重奏曲の聴き取りとスコアリーディング。
第9回 室内楽の聴き取りとスコアリーディング。
第10回 受講者の進度・理解度を見極め、今まで学修したものの応用としてスコアリーディングを導入し行う。
第11回 ハイドン、モーツァルトのスコアリーディング、作曲家研究を行う。
第12回 ベートーヴェンのスコアリーディング、作曲家研究を行う。
第13回 ショパン、シューマン、メンデルスゾーンのスコアリーディング、作曲家研究を行う。
第14回 これらの実習の難易度を次第に上げる。実際の音楽との関連を重視しながら進める。
第15回 実技試験とその解説。

【学習の方法】
・受講のあり方
授業内に与えられた課題はその都度よく復習をしておく。間違えることを恐れずに積極的に参加する。
・授業時間外学習へのアドバイス
予め配布された課題について予習復習する。
様々な作曲家について調べ人物と楽曲への理解を深めるようにする。

【成績の評価】
・基準
初見視唱、初見視奏、スコアリーディング、聴音に習熟することが合格の基準となる。
・方法
平常点20%、期末試験80%により評価する。

【テキスト・参考書】
参考書:ソルフェージュ 読譜 国立音楽大学編 音楽之友社、ダンノーゼル上・下巻、名曲視唱曲集I,II(音楽之友社)、シューベルト作曲交響曲「未完成」、ドヴォルザーク作曲交響曲「新世界」など

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