【授業の目的】
西洋古典音楽の演奏、作曲、編曲に必要な事柄を主に和声を通して学修する。
【授業の到達目標】
和声のバス課題、ソプラノ課題を実施できるようになる。 コード進行による和声づけと旋律の創作ができるようになる。 楽曲の和声分析ができるようになる。 音楽の形式を理解し分析することができるようになる。
【授業概要(キーワード)】
和声、コードネーム、楽式
【科目の位置付け】
教員免許状取得のための必修科目
【授業計画】
・授業の方法
音階、和声、コードネーム、楽式の基礎を学ぶ。
・日程
第1回:授業概要についてのガイダンス。 第2回:和音と和声。4声体の解説と実習。声部の音域、禁則など。 第3回:バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンにつながる機能和声における四声体、通奏低音(バスコンティヌオ)の解説。 第4回:四声体における三和音連結とその転回形。ここから各回において和声実習する。 第5回:属七の和音とその転回形、根音省略形。 第6回:属九の和音とその転回形、根音省略形。 第7回:同主調からの借用和音(準固有和音)。これらの分析と実習。 第8回:Ⅴ度のⅤの和音。ドッペルドミナントの種類。これらの分析と実習。 第9回:Ⅴ度のⅤの和音を用いたコード進行による和声付けと旋律の創作。 第10回:各調のⅤ度のⅤの和音を用いたコード進行による和声付け、旋律作りを行う。これらの分析と実習。 第11回:音楽の形式。二部形式・三部形式・複合三部形式。 第12回:音楽の形式。変奏曲。 第13回:8小節程度の主題の変奏を試みる。 第14回:音楽の形式。ソナタ形式。 第15回:ソナタ形式の楽曲分析とまとめ。 期末試験
【学習の方法】
・受講のあり方
テキストを購入し本文に線を引くなどして活用する。 授業内の説明において重要な点はノートに書き取り役立てる。
・授業時間外学習へのアドバイス
宿題として指定された課題は必ず行うこと。
【成績の評価】
・基準
授業に出席し積極的に学び、その都度課題をこなし基礎的な学習を獲得しているかどうかを評価の基準とする。
・方法
平常点20点+期末試験80点 (全授業の2/3以上出席しない者は失格とする。)
【テキスト・参考書】
テキスト:「楽典(音楽家を志す人のための)」、「和声Ⅰ」「和声Ⅱ」 音楽之友社 参考書・参考資料等:「総合和声」音楽之友社、「和声法」「対位法」ピストン/デヴォート著、「作曲家別名曲解説ライブラリー全23巻」音楽之友社
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