【授業の目的】
サッカーのルールの解説および審判法の実践。 基本的個人技術(キック、トラップ、ドリブル、ヘディング)および発展的個人技術(ターン、オフ・ザ・ボールの動き)の習得とトレーニング方法の紹介。 基本的なグループ戦術(攻撃および守備)の理解と習得。 実践を通したミニゲーム(フットサル)の長所と短所の理解。 サッカーの特性および各種トレーニングの意味の理解を深めるためのサッカーノートの作成(毎時間の復習)。
【授業の到達目標】
サッカーのゲームを学校体育や生涯スポーツにおいて実践するために、その競技特性を理解する。 サッカーの正しいルールや個人技術およびグループ戦術を習得する。 個人やチームの課題を探し出す観察力を身につけ、それらを克服するための適切なトレーニングを考案・実践する(M-T-Mメソッドの実践)。
【授業概要(キーワード)】
個人技術、グループ・チーム戦術、ゲーム
【科目の位置付け】
本授業は、スポーツ文化コース内の専門科目として中学・高等学校教諭免許状(保健体育)を取得するために必要な選択科目である。学校体育や課外活動、スポーツクラブ等においてサッカーを指導する際に必要となる理論と技能を身につけるものである。
【授業計画】
・授業の方法
実技形式
・日程
第1回:個々の技術レベルの確認(ボールキック、トラップ、ドリブル)。ミニゲーム。 第2回:ボールキック(インサイドキック、インステップキック)のトレーニング方法とその実践。ゲーム。 第3回:ボールフィーリング(身体の様々な場所でボールをコントロール)およびドリブルのトレーニング方法とその実践。 ヘディングのトレーニング方法とその実践。ゲーム。 第4回:様々なシュート(ドリブルからのシュート、パスを受けてダイレクトシュート、センタリングからのシュート)のトレーニング方法と実践。縦が短いコートでのゲーム。 第5回:基本的なルール(特にオフサイド)の解説と審判法(主審・副審)の実践。ゲーム。 第6回:発展的な個人技術(ターン)のトレーニング方法とその実践。ゲーム。 第7回:発展的な個人技術(ボールを受けるためのオフ・ザ・ボールの動き)のトレーニング方法とその実践。ゲーム。 第8回:攻撃時のプレーの原則の確認とトレーニング(1) 1vs1+フリーマン~シュートゲームへの発展。ゲーム。 第9回:攻撃時のプレーの原則の確認とトレーニング(2) サイドチェンジ~横長4ゴールゲームへの発展。ゲーム。 第10回:守備時のプレーの原則の確認とトレーニング 2vs2~ボールキープゲームへの発展。ゲーム。 第11回:M-T-Mメソッドの解説およびその実践1 -個人技術の改善1-。ゲーム。 第12回:M-T-Mメソッドの実践2 -個人技術の改善2-。ゲーム。 第13回:M-T-Mメソッドの実践3 -チーム戦術の改善1-。ゲーム。 第14回:M-T-Mメソッドの実践4-チーム戦術の改善2-。ゲーム。 第15回:実技試験。ゲーム。授業のまとめ。 天候に応じてゲームの内容は変更となる(晴:グラウンドで7vs7~11vs11、雨:体育館で4vs4~6vs6)。
【学習の方法】
・受講のあり方
自分の持ち味を発揮できるよう積極的にプレーする。チーメートとよく話し合い、協力する。授業の準備、後始末、審判などを積極的に行う。楽しくプレーできるよう、一人一人ができることを全力で行う。雨天時は体育館にてフットサルを行うので、室内用シューズを持参すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業前の目標を振り返り、次回の目標(実現させたいプレーなど)を立てる。現在の課題(個人・チーム)の確認。サッカーノートの作成。
【成績の評価】
・基準
専門用語およびルール,競技特性の理解度(20%) 実技テストの結果を含む技能習熟度(30%) 授業への参加意欲と態度(30%) サッカーノートの内容(20%)
・方法
上記の評価基準を用いて、総合的に判断し評価する。
【テキスト・参考書】
適宜プリントを作成し配布する。
【その他】
・学生へのメッセージ
サッカーをプレーするのにふさわしい服装やシューズで受講すること。楽しくプレーしながら学ぶことができる環境・雰囲気を自分達で作り上げましょう。
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