【授業の目的】
栄養学の基本知識、実験手法の体得
【授業の到達目標】
栄養素および生体成分の定性分析、酵素活性測定を行なうことが出来る。 栄養学に関する基本的な実験手法に習熟すると共に、栄養学研究の進め方、考え方を身につける。
【授業概要(キーワード)】
栄養学実験、統計解析
【科目の位置付け】
栄養士、栄養教諭になるために必要な科目です。
【授業計画】
・授業の方法
各実験のたびに教員から説明し、その後学生主導で実験を実施する。
・日程
1.オリエンテーション(実験器具の説明等) 2.糖質の定性実験(還元糖と非還元糖、単糖類と二糖類・多糖類) 3.糖質の定量実験①(検量線の作成) 4.糖質の定量実験②(未知試料の測定) 5.糖質の定量実験③(データ集計) 6.脂質の定性実験(ケン化価、酸価) 7.アミノ酸・たんぱく質の定性実験 8.たんぱく質の定性実験 9.アミノ酸の定性実験(薄層クロマトグラフィー) 10.ミネラルの定性実験 11.ビタミンの定性実験 12.ビタミンの定量実験 13.食品の鮮度試験 14.食品の褐変試験 15.まとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
まじめに取り組み、ふざけないこと。 実験は危険を伴うこともあるので作業は集中して行うこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
実験で得られたデータを見直し、なぜそうなったのか?(原理)、この結果にはどのような意味があるのか?等について調べる。実験手技についても見直し、どのあたりが注意すべきところなのかを考える。同じ実験なら1人でも出来るくらいになっておく。
【成績の評価】
・基準
レポートと授業態度等を総合的に評価する。 レポート(80%):実験内容、進め方、考え方が実験レポートとして書けているか? 授業態度等(20%):真面目に、主体的に取り組んでいるか?
・方法
1つのテーマの実験が終了するごとにレポートを課す。 提出されたレポートは、S評価からD評価で判断し、D評価の者は再提出。 授業態度は、観察法。
【テキスト・参考書】
特になし。こちらでプリントを用意します。
【その他】
・学生へのメッセージ
栄養学を学ぶ上で大事な実験です。実際に手を動かし調べることでより身につきやすい分野でもあります。 無遅刻、無欠席が大原則。万が一欠席する場合には、教員に連絡すること。 kusumoto@e.yamagata-u.ac.jp 白衣(実験用)・名札の着用、上履き(スリッパ;実験室用)でのぞむ。髪は邪魔にならないように結び、貴金属等は身につけない。計算機(携帯電話は不可)を用意すること。実験は延びることもあるので、後に用事(バイト等)入れないこと。
|