家庭経営学
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 担当教員:小野瀬 裕子(ONOSE Hiroko)
 担当教員の所属:地域教育文化学部非常勤講師
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
現代の生活は、少子高齢化、情報化、国際化、地球環境問題といった環境変化の中で、世代間交流、文化間交流、持続可能な社会へといった具体的対応を求められている。さまざまな環境の変化を社会統計や法の変遷などから客観的に把握し、家庭や地域生活への影響や問題点を整理することから、今後の家庭経営における課題を見出す。

【授業の到達目標】
現代は個人の多様な生き方が尊重されてきているが、自己実現をはかり、自分らしく生きるためには、主体的に家庭環境を整えることが大切である。家庭を中心とした生活基盤における生活課題を具体的に取り上げながら、問題解決への方策を考え、家庭経営に必要な態度や技能を習得する。

【授業概要(キーワード)】
家族, 家庭, 地域, 共生, 家族法, 家庭経済

【科目の位置付け】
本学科の中心テーマである「生活」に関する専門性を習得することを目的とし、特に家庭経営についての専門的な知識を学び、現代社会における家庭経営における課題を解決する実践力や判断力を身につける。また、中・高の家庭科教員免許状取得に必要な科目であり、本コースの専門科目である。

【授業計画】
・授業の方法
集中講義(1月2月を予定)
・日程
1 オリエンテーション-家庭経営学とは-
2 少子高齢社会における家族の現状と課題
3 地域社会の現状と課題
4 共生社会とは
5 諸外国の家族
6 人権
7 家族法の変遷
8 男女共同参画社会におけるワーク・ライフ・バランス
9 家庭生活・地域生活ロールプレイ
10 家庭経済・消費生活 -収入と支出-
11 消費者問題の現状と課題
12 消費者の権利と責任
13 生活と社会のセーフティネット
14 社会保障
15 ライフプラン

【学習の方法】
・受講のあり方
課題について情報収集をし、生活課題の解決への話し合いに積極的に参加すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
一カ月以上記載した家計簿から自分の生活の現状を把握し、問題解決法を考える。
家庭と地域生活に関する時事問題の情報を収集する。

【成績の評価】
・基準
授業概要(ねらい・目標)を達成できたか。
・方法
授業への参加状況(20点)とレポート(40点)と筆記テスト(40点)による総合評価

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