食品学実験Ⅱ
 Food Science Experiment 2
 担当教員:小酒井 貴晴(KOZAKAI Takaharu),鈴木 拓史(SUZUKI Takuji)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
食品中の栄養成分の測定技術および食品栄養成分の栄養的機能を評価する技術を習得した上で、科学的思考の理論的構築できるなることを目的とする。また、地域食材の機能性を理解できるようにする。そのために、実験に必要な試薬の調整から、実験動物による動物飼養実験までの実験技術を習得した上で、生物統計の解析方法をはじめ、正確なレポーティングができるようにする。

【授業の到達目標】
食品からの脂質抽出する技術を習得した上で、栄養素の消化機序を検討する。また、食品機能性を検討する技術を取得するために、実験用飼料を実験動物に給与した上で、生化学的な血液成分検査や分子生物学的な手法による生理的評価を、行う技術を習得する。

【授業概要(キーワード)】
専門科目

【授業計画】
・授業の方法

・日程
第1回:溶液作成 有機溶媒の取り扱い方とドラフト操作を習得する。
第2回:糖の消化(アミラーゼ;基質と酵素)
第3回:糖の吸収(ウサギ反転腸管;二次性能動輸送)
第4回:糖の代謝(内分泌制御;インスリン負荷実験)
第5回:哺乳動物解剖(マウス)
第6回:動物飼料の作成 
第7回:動物飼育および世話
第8回:動物解剖と臓器摘出 実験動物を解剖して消化管および代謝器官を摘出
第9回:組織からのRNA抽出 摘出臓器からRNAを抽出する技術と原理を習得する。
第10回:RNA精製  RNAを粗精製する。
第11回;RNA濃度測定
第12回:RNAの逆転写反応 RNA からDNAを逆転写酵素により合成する技術と原理を習得する。
第13回: PCR反応 PCR反応によりDNAを増幅させる技術と原理
第14回:電気泳動 増幅されたDNAを電気泳動法により可視化する技術
第15回:総合討論 すべての実験を終了させた上で、地域食品の栄養機能性成分に関する総合的な討論を行う。

【学習の方法】
・受講のあり方

・授業時間外学習へのアドバイス


【成績の評価】
・基準
授業状況に応じた口頭試問により、実験内容を理論的に表現できるかどうかを評価する。レポートにより、実験内容の理解度および考察力を評価する。
・方法
授業中の実験に取り組む姿勢(口頭試問を含む)30点、実験後のレポート70点で総合的に評価する。

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