情報基礎実習
 Informatics practice
 担当教員:山本 広志 (YAMAMOTO Hiroshi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:実習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 Linuxを教材として、スマホから一歩踏み出した情報処理を学ぶ。

【授業の到達目標】
 SNSやインターネットからの情報収集だけであればスマホで足りる。しかし製図や論文作成にはパソコンが欠かせない。日常生活では使う機会の少ないパソコンに慣れ、研究に活かす技術を身に付ける。

【科目の位置付け】
 この授業で身に付けたことは2年後期「建築CAD演習」につながる。また、その後の課題研究や卒業研究でも必要となる。

【授業計画】
・授業の方法
 Linuxがインストールされたパソコンを一人一台教材として使い、課題をレポートにまとめて翌週提出する。
・日程
1. ガイダンス
2. スマホとパソコンの共通点と相違点・パソコンの必要性
3. 卒業研究でのパソコン応用例
4〜5. 情報理論の基礎 ― 情報量「ビット」の定義
6. Linuxについて
7〜10. 課題1(後述)
11〜14. 課題2(後述)
15. まとめ

課題1と2は次のA〜Dの中から受講者が選択する。課題1と2に同じ内容を選んでも良い。

A. 建築設計製図で使用するCADソフトを何種類か体験し、自分に合ったソフトで簡単な製図を行う
B. パソコンの経験が乏しい受講者は、ブラウザやメールソフトやワープロなど良く使われるGUIアプリケーションの操作に慣れる
C. LinuxのコマンドでCUI操作を体験し、バックグラウンドで作動するスクリプトを作成してみる
D. プログラミング言語Cを使って簡単なプログラムを作成する

【学習の方法】
・受講のあり方
 授業時間内に課題が終わらなかった場合は、放課後や空き時間を使って次の授業までに終わらせておくこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
 一度分かったことは積極的にどんどん使うように心掛けると良い。

【成績の評価】
・基準
 単に課題が解決されたかどうかだけではなく、理解しているかどうかを重視する。真面目に出席していれば不合格になることはない。
・方法
 試験は行わない。出席状況と平常のレポートを総合的に採点する。

【テキスト・参考書】
 教科書は授業で指示

 参考書
  藤田広一 「基礎情報理論」 昭晃堂 (1969) ISBN 978-4-7856-3002-7

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