施設計画
 Architectural Planning for Public and Community
 担当教員:佐藤 慎也(SATO Shinya)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
「生活環境形成のための地域施設計画」
地域施設とは不特定多数の人たちが集まる建築空間であり、人間のために安全で、健康的で、快適な空間を創造し、維持管理を行っていく必要がある。本講義では地域施設を文化施設、医療福祉施設、学校教育施設、産業施設、行政施設、コミュニティ施設、複合施設等に分類し、その役割と建築計画的な特徴を解説する。また自治体の統合等により合理化されていく中、リファイン建築についても触れる。

【授業の到達目標】
地域施設が誕生してきた背景を理解し、計画方法を応用し、設計できること。またリファイン建築手法について理解し、考察できること。

【授業概要(キーワード)】
文化施設、医療福祉施設、学校教育施設、産業施設、行政施設、コミュニティ施設、複合施設 リファイン建築

【科目の位置付け】
二級建築士・木造建築士受験資格、インテリアプランナー登録資格指定科目(生活環境科学コース 選択)

【授業計画】
・授業の方法
講義ならびに2次元・3次元表現をともなう課題学習を実施し、プレゼンテーションを行う。統合的な視点からの理解を促す。 講義には補助プリント、液晶プロジェクター、VTR等を用いる。
・日程
第1回 ガイダンス 施設計画とは何か
第2回 教室空間のデザインワーク 模型を用いた教室空間シミュレーション
第3回 教育施設の計画(1)教室空間の計画 オープン教室
第4回 教育施設の計画(2)地域学習と地域開放
第5回 医療施設の計画(1)医療施設の計画単位空間 地域診療所/小規模病院
第6回 医療施設の計画(2)地域拠点病院・終末期医療施設の計画
第7回 福祉施設の計画(1)高齢者福祉施設の計画
第8回 福祉施設の計画(2)子育て支援施設/児童施設の計画
第9回 文化・コミュニティ施設の計画(1)美術館・博物館・科学館の計画
第10回 文化・コミュニティ施設の計画(2)市民センター・スポーツ施設計画
第11回 行政・業務施設の計画 自治体庁舎・高層業務ビル等の計画
第12回 複合施設の計画(1)公的空間を基軸にした複合施設
第13回 複合施設の計画(2)商業的空間を基軸にした複合施設
第14回 リファイン建築の計画
第15回 テストおよび概説

【学習の方法】
・受講のあり方
各授業では、施設計画に関する事例をリサーチし、プレゼンテーションにまとめる。適宜、地域施設を見学し、空間体験を通して講義に望むこと。3次元的な視野から地域施設を統合的に計画できる基礎的資質を身につけてほしい。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習課題に関して自ら考察し、意欲を持って授業に望んでほしい。
講義期間中に学んだ内容を具体的に活かすかたちで模型作成を課題とすることから,課題の構想に学習内容を活用してほしい。

【成績の評価】
・基準
SおよびA段階は提出物が全て揃っていること,テスト・レポート・設計製図・模型作品・協働作業の評価点が平均8割以上であること,欠席1回までを条件とする。B段階は評価点が平均7割以上であること。C段階は評価点が平均6割以上であることを条件とする。
・方法
課題の提出状況ならびにテスト(論述式)による評価、ワークショップ等協働作業への取り組み状況を総合的に判断する。

【テキスト・参考書】
テキスト コンパクト建築設計資料集成 丸善
参考書  建築設計資料集成 (総合編) 丸善 まちをリファインしよう―平成の大合併を考える 青木 茂 建築資料研究社 他

【その他】
・オフィス・アワー
火曜日 夕方(第3火曜日を除く)、金曜日 10:30 -12:00 その他e-mailでご連絡ください。 sato3rdgraders@ 以下を続けてください gmail.com

21152630-2017-08-27553