【授業の目的】
「オリジナルな建築空間及び住空間のデザイン」 本講義・演習では、建築空間を3次元で捉えることを習得し、オリジナル空間創造の足がかりを作ることを一つの目標としている。個々の人間の営み、敷地・周辺環境と建築の関係性、立ち現れる建築及び建築空間のデザイン等を出来るだけ深く考えることができる能力を身につけることをねらいとする。
【授業の到達目標】
模型を主体とした演習とそれを元にした教官との対話を主軸に、空間認識、空間創造、他者へのプレゼンテーションを技術習得の3本柱と捉え、課題・演習が、二級建築士取得への足がかりである一方、それら演習を通して、良識ある建築家を目指す諸元的な意識を作り出すことを目標としている。
【授業概要(キーワード)】
光、影、環境、空間の多様、スケール感、敷地を読み込む、関係性
【科目の位置付け】
一級建築士・二級建築士・木造建築士受験資格、インテリアプランナー登録資格指定科目
【授業計画】
・授業の方法
演習ならびに教官との対話形式によるエスキース、3次元空間を意識しつつ、模型を作製し、建築空間構成の鍛錬を行う。 演習中に補助プリント、液晶プロジェクター、VTR等を用いる場合がある。
・日程
第1回 ガイダンス 空間とは何か 課題発表 第2回 敷地の読み込みと設計戦略 第3回〜第4回 コンセプトの絞り込みとエスキース 第5回〜第6回 エスキース模型の製作1 第7回〜第8回 コンセプトの絞り込みとエスキース 第9回〜第10回 エスキース模型の製作2 第11回〜第13回 最終模型作成 図面作成 第14回 プレゼンテーションとは何か。 第15回 最終発表とプレゼンテーション
【学習の方法】
・受講のあり方
これまでの生活空間や空間体験を振り返り、敷地への戦略、3次元的な視野からの空間エスキース、自己の考えや主張を他者に伝えるためのプレゼンテーションテクニックの習得を目指す。
・授業時間外学習へのアドバイス
時間のある限り、模型を作り、3次元的な空間構成を意識しながら、日々建築を考える。建築雑誌などを見て、建築空間への意識を高めること。 自分が作製したエスキース模型等、何度も作っては壊し、建築空間を練り上げる作業を反復する。
【成績の評価】
・基準
SおよびA段階は提出物が全て揃っていること,レポート・協働作業の評価点が平均8割以上であること。B段階は評価点が平均7割以上であること。C段階は評価点が平均6割以上であることを条件とする。
・方法
最終成果物及び作品のプレゼンテーションが成績の全て。
【テキスト・参考書】
参考書:建築に関する著書、建築雑誌等
【その他】
・学生へのメッセージ
建築士の取得を目指す。 山形五堰をテーマにした課題設定を行うので「景観設計」を併せて履修することが望ましい
・オフィス・アワー
授業終了後相談に応じます
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