ユニバーサルデザイン論
 Universal Design
 担当教員:永井 康雄(NAGAI Yasuo)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
「人の暮らしを支える福祉住環境のあり方を考える」
人の暮らしにおいては、さまざまな物理的環境が重要な要素となってかかわってくる。誰もが安全かつ安心して暮らせる社会における環境のあり方について理解を深める。単に物理的な環境のあり方だけではなく、社会や制度のあり方なども含めて理解しながら、自らの問題意識を持って環境を見つめ考えられる力を養うことを目的とする。

【授業の到達目標】
ユニバーサルデザインの今日的意義、安全で快適な生活環境を創出するための基本的な考え方を身につけ、実践事例を学ぶことによって自らの問題としてとらえ、考えられるようになることを目指す。

【授業概要(キーワード)】
バリアフリー、ユニバーサルデザイン、住空間

【科目の位置付け】
一級建築士・二級建築士・木造建築士試験認定科目、インテリアプランナー登録資格関連科目、教科(工業)(生活環境科学コース 選択)

【授業計画】
・授業の方法
講義による。講義には補助プリント、液晶プロジェクター、VTR/DVD等を用いる。屋外に出て演習を行うこともある。
・日程
第1回:ユニバーサルデザインとは
第2回:福祉とノーマライゼーション
第3回:少子高齢社会
第4回:地域コミュニティとしくみ
第5回:バリアフリーとユニバーサルデザイン
第6回:住宅のユニバーサルデザイン
第7回:都市のユニバーサルデザイン
第8回:障害者住宅・高齢者住宅
第9回:交通システム・移動空間
第10回:車椅子体験
第11回:サイン環境
第12回:キャンパスのバリアフリーについて考える
第13回:バリアフリーマップの作成(その1)
第14回:バリアフリーマップの作成(その2)
第15回:レポート発表および講評

【学習の方法】
・受講のあり方
自らの暮らす地域環境、居住環境を見つめ直す。自らの将来、高齢期のあり方を考えながら受講する。
・授業時間外学習へのアドバイス
社会の中でのさまざまなニュースや、自らの暮らしの環境などにおいて、講義で触れられたことについて意識的に関連づけてものごとを見て、また考えられるようにする。

【成績の評価】
・基準
各回での取り組み30%、提出物等70%(プレゼンテーションを含む)の割合で採点します。
・方法
講義時間内で課す課題演習の提出、および講義の最後に課すレポート課題の提出をもって総合的に評価をする。

【テキスト・参考書】
毎時間、プリントを配布する。
テキスト:『福祉のまちづくりキーワード事典』田中直人編著、学芸出版社

【その他】
・オフィス・アワー
授業終了時、または研究室で随時。

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