住環境論
 Environment for Dwelling
 担当教員:佐藤 慎也(SATO Shinya)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
住空間の中の環境デザイン
生活の器としての住居の環境について、健康であり、安全を保ち、快適な日常を実現するための方法について学ぶ。

【授業の到達目標】
健康な環境を維持するための空気や水の建築設備について理解できること。安全な日常を実現するための生活の工夫、建築構造の確認方法を説明できること。快適な日常を実現するための環境づくりの方法を提案できることを目標とする。

【授業概要(キーワード)】
水環境、建築設備、耐震診断、環境設計、環境デザイン

【科目の位置付け】
一級・二級建築士・木造建築士受験資格、インテリアプランナー登録資格指定科目(生活環境科学コース 必修)

【授業計画】
・授業の方法
講義ならびに2次元・3次元表現をともなうワークショップを実施し、統合的な視点からの理解を促す。
講義には補助プリント、液晶プロジェクター、VTR等を用いる。
・日程
第1回 ガイダンス 住環境とは何か 住環境概念
第2回 健康のための住環境(1)衛生環境 サニタリー・寝室デザイン 
第3回 健康のための住環境(2)食環境  ダイニング・キッチンデザイン
第4回 健康のための住環境(3)コミュニティ環境 リビングデザイン
第5回 安全のための住環境(1)日常安全性 ハウジング・地域セキュリティ
第6回 安全のための住環境(2)災害からの安全性 耐震診断・災害対策
第7回 快適な住環境(1)空間性能・構成に関わる要素 環境技術
第8回 快適な住環境(2)自然との共生 エコロジカルデザイン
第9回 快適な住環境(3)地域に蓄積された意味に関わる要素 リファイン
第10回 便利な住環境   日常生活のしやすさ
第11回 新しい住環境(1)社会の持続可能性 コレクティブハウジング 見守り
第12回 新しい住環境(2)環境の持続可能性 住環境マネージメント
第13回 住生活基本計画と住環境(1)住生活再生への試み
第14回 住生活基本計画と住環境(2)住のセーフティネットデザイン
第15回 テストと概説

【学習の方法】
・受講のあり方
ライフラインとの関係性を明示した新しいデザインの提案を行う演習も含んだ形で講義を実施するので様々な事例研究を行うこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業計画に合わせて事前の調べ学習を行うこと
演習への取り組みを通してワークシート作成を行い、知識の定着を図ること

【成績の評価】
・基準
A段階は提出物が全て揃っていること,テスト・レポート・模型作品・協働作業の評価点が平均8割以上であること,欠席1回までを条件とする。A段階のうち特に優れているものをS段階とする。B段階は評価点が平均7割以上であること。C段階は評価点が平均6割以上であることを条件とする。
・方法
課題の提出状況ならびにワークシート(論述式)による評価、出席状況、ワークショップ等協働作業への取り組み状況を総合的に判断する。

【テキスト・参考書】
テキスト 適宜授業で紹介する
参考書  発展する地域 衰退する地域: 地域が自立するための経済学 ジェイン ジェイコブズ  図解 エコハウス 竹内昌義 森みわ コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる 山崎 亮 なぜイタリアの村は美しく元気なのか: 市民のスロー志向に応えた農村の選択 宗田 好史 地域再生―逆境から生まれる新たな試み 香坂 玲 第3の住まい-コレクティブハウジングのすべて-小谷部 育子

【その他】
・学生へのメッセージ
事前課題の取組みを重ねながら授業に望むこと
・オフィス・アワー
火曜日 夕方(第3火曜日を除く)
金曜日 10:30 -12:00 その他e-mailでご連絡ください。
sato3rdgraders@ 以下を続けてください gmail.com

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