理科(地学)の教材分析
 Analysis on teaching material of Science(Earth Science)
 担当教員:川邉 孝幸(KAWABE Takayuki)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
理科担当の教員として必要最低限の資質能力を修得していることの確認を主たるねらいとし,求められる教科指導力及び生徒指導力等を確実に身に付けさせるための内容を中心に据え,その他教職についた場合に求められる地域社会との連携等について,各自自己の学修課題に即して指導教員の助言を得ながら学修する。

【授業の到達目標】
本人が専攻する学科・コースで学んだ理科に関する専門的な知識・技能を生徒の発達段階・学習課題に合わせて教科指導できる授業力を身に付け,また,生徒の発達課題に合わせて個人あるいは学級・学年集団に対して生徒指導・学級経営できる技術を修得する。また,教員としての使命や服務・倫理を自覚し,教科指導及び学級経営の模擬授業をする際に協働作業を通してコミュ二ケーション能力を身につける。

【授業概要(キーワード)】
地学教材,学問的背景の理解,指導力,プレゼンテーション能力

【科目の位置付け】
教員免許状取得上の必修科目

【授業計画】
・授業の方法
中学校学習指導要領(理科)の地学分野の各項目に基づいて、各人がテーマを決め教材を開発し、発表することで、地学教育及び関連する専門的知識やスキルを習得する。
・日程
第1回:ガイダンス(内容説明)
第2回:教材開発と模擬授業、講評と補足説明:地層のでき方、重なり方
第3回:教材開発と模擬授業、講評と補足説明:地層をつくる岩石
第4回:教材開発と模擬授業、講評と補足説明:化石を手掛かりとした過去の環境と年代
第5回:教材開発と模擬授業、講評と補足説明:地球の歴史
第6回:教材開発と模擬授業、講評と補足説明:火山
第7回:教材開発と模擬授業、講評と補足説明:地震
第8回:教材開発と模擬授業、講評と補足説明:気象観測
第9回:教材開発と模擬授業、講評と補足説明:天気の変化
第10回:教材開発と模擬授業、講評と補足説明:太陽系と惑星
第11回:教材開発と模擬授業、講評と補足説明:天体の動きと地球の自転・公転
第12回:教材開発と模擬授業、講評と補足説明:太陽系と惑星
第13回:教材開発と模擬授業、講評と補足説明:自然と環境
第14回:教材開発と模擬授業、講評と補足説明:自然と人間
第15回:総評と各項目の補足説明

【学習の方法】
・受講のあり方
自分の課題を把握して,主体的に取り組む。
・授業時間外学習へのアドバイス
関連資料を検索・調査して自分の課題に即した資料・文献を考察するか,担当教員を訪問し,指導を受ける。

【成績の評価】
・基準
合格基準:教材に対する学問的背景を理解し,実際に利用できる指導案を作成できる。
・方法
指導案,レジュメ,模擬授業,レポートで評価する。

【テキスト・参考書】
[テキスト]中学校学習指導要領解説(理科編),中学校学習指導要領解説(特別活動編)
[参考書]教育小六法,高等学校学習指導要領解説(理科編)

【その他】
・学生へのメッセージ
担当者は,レジュメをきちんと用意すること.

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