工業の教材分析
 Analyses of Teaching Materials: (Vocational Industrial)
 担当教員:河合 康則(KAWAI Yasunori)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
「教材の分析研究(工業・技術教育)」

【授業の到達目標】
工業・技術教育の分野で,授業を構築する際に必要な教材研究への取り組み方や,課題研究を指導する際の教材の使用と開発に関する基礎的能力を身につける。
主として,インテリア計画についての学習・ものづくり教材の作成,または,ビデオ教材の制作やWebページのマルチメディア教材作成に関する基礎的能力を身につける。

【授業概要(キーワード)】
インテリア計画の学習,インテリア製品製作,ビデオ教材,Webページ

【科目の位置付け】
専門科目,教員免許状工業(高)

【授業計画】
・授業の方法
個人,または,グループに分かれて,工業・技術教育の各科目・各内容に関する教材の作成(題材や自作教具を含む),インテリア製品製作・ビデオ教材の制作,Webページ制作などを実践する。
・日程
第1回:ガイダンス:授業計画についての説明,実例資料を通して課題について概観し,グループ分けを行う。
第2回:先行研究の分析:見本となる先行研究を観察・分析し,問題点及び改善点を報告書にまとめる。
第3回:課題と目標の設定:取り組む課題の設定と目標を設定する。
第4回:計画の発表:課題を解決する研究の構想を発表し,グループ相互に検討・修正する。
第5回:準備:グループごとに課題解決のために必要な文献・資料・材料・道具などを収集し,作業の準備に当たる。
第6回:課題解決活動前半:グループごとに作業を開始する。
第7回:課題解決活動前半:材料取り・コンテンツ映像の収集・サイトマップの構想など。
第8回:課題解決活動前半:部品加工・映像編集・コンテンツの解説文の作成など。
第9回:中間発表・計画の再検討・修正:グループごとに前半の活動で得られた結果について発表する。相互に計画を再検討し,計画を立て直す。
第10回:課題解決活動後半:組立て・アフレコ・テロップの挿入・リンクの作成などをグループごとに行う。
第11回:課題解決活動後半:教材の仕上げ調整などをグループごとに行う。
第12回:課題解決活動後半:教材の完成:完成した教材の特徴を発表する。
第13回:指導計画の作成:教材に対応した指導計画を構想する。
第14回:指導案の作成:教材を取り入れた指導案を作成し,授業を構築する。
第15回:報告書の作成:作品・図面・報告書の作成と提出を行う。

【学習の方法】
・受講のあり方
実践を行う場合は,課題研究に近い方法で演習を行います。 個人,または,グループで設定したテーマ(課題)について,毎時間主体的に取り組み,結果を作品・報告書としてまとめます。
・授業時間外学習へのアドバイス
分担した内容について事前の学習とレポート資料の作成が必要です。

【成績の評価】
・基準
1.毎時間の取り組み状況,2.教材の発表,3.教材を取り入れた指導計画・指導案,4.報告書,
1を20%,2を20%,3を20%,4を40%,合計100点で採点します。
・方法
評価基準に基づき,総合的に評価します。

【テキスト・参考書】
テキスト:配布する資料による。
参考書:高等学校用「インテリア計画,文部科学省,実教出版,工業045」
「高等学校職業教科指導資料 課題研究の指導」 文部省 MESC1-9222

【その他】
・学生へのメッセージ
科学技術教育プログラムを選択した(工業(高等学校)の免許を取得する)学生は必修です。
・オフィス・アワー
第1回目の授業ガイダンス時にお知らせします。

21152950-2017-08-27597