計量政治分析
 Data Analysis of Political Science
 担当教員:山本 英弘(YAMAMOTO Hidehiro)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:システム情報学コース2年次以上  科目区分:必修 
【授業の目的】
政治現象の計量分析手法を講義し、演習を行う。

【授業の到達目標】
政治現象や社会現象にはデータに基づいて実証的に議論することができるものがある。
実証的なデータ分析の方法を身につけることは議論や主張の説得力を増し、その信憑性を高めることだろう。
こうしたことを実感してもらうことが本講義のねらいである。講義を通じて社会統計学の知識に基づいた計量政治分析の能力を養う。

【授業概要(キーワード)】
リサーチ・デザイン、投票行動、政治意識、社会統計学

【科目の位置付け】
この講義は現代社会の各所でわれわれが出会う複合的問題を読み解き、解決案に接近する手段を身につけるためのものである。
システム情報学コース専門科目(必修)

【授業計画】
・授業の方法
計量分析の講義と演習を行う。最後に課題レポートを作成する準備を行う。
・日程
1.導入  
2.リサーチ・デザイン
3.変数の尺度と記述統計(1)
4.変数の尺度と記述統計(2)  
5.確率分布と区間推定            
6.平均値の比較(1)
7.平均値の比較(2)
8.クロス集計表分析(1)
9.クロス集計表分析(2)
10.相関分析(1)
11.相関分析(2)
12.回帰分析(1)
13.回帰分析(2)
14.課題レポート作成のための自由演習
15.課題レポート作成のための自由演習

【学習の方法】
・受講のあり方
原則として、1号館3階の情報処理実習室で授業を行う。
コンピュータを使った自習が必要になるので、実習時以外にも自分で統計分析ソフトウェアRを学習すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義・演習に関連する参考文献を適時紹介するので、図書館などで入手して読んでおくこと。授業時間外にある程度の自習を必要とする。

【成績の評価】
・基準
仮説を設定し、データ分析を行った課題レポートの内容を重視する。
・方法
出席と宿題(40%)および課題レポートの提出(60%)。

【テキスト・参考書】
参考書:松田憲忠・竹田憲史編(2012)『社会科学のための計量分析入門』ミネルヴァ書房。
    久米郁男(2013)『原因を推論する:政治分析方法論のすすめ』有斐閣。

【その他】
・オフィス・アワー
開講時に連絡する。

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