法と裁判の全体像と具体的なイメージを把握するため、法の働き、法を実現する司法制度および裁判の仕組みの基礎的な知識を得ることを目的とする。

この講義を履修した学生は、
（１） 法と裁判の全体像と具体的なイメージを説明できる。【知識・理解】
（２） 法の働き、法を実現する司法制度および裁判の仕組みの基礎的な知識を応用できる。【知識・理解】

法　裁判　法曹　司法制度

カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラムマップ」を参照し、よく理解したうえで履修すること。本講義は、法学を学ぶための基礎科目と位置づけられている。

講義形式

第1回　ガイダンス
第2回　第1講　法と裁判の役割（民事事件）
第3回　第2講　法と裁判の役割（刑事事件）
第4回　第3講　法と裁判の役割（行政事件）
第5回　第4講　裁判所制度
第6回　第5講　法律家の役割（裁判官、検察官）
第7回　第6講　法律家の役割（弁護士、準法律家、法曹養成）
第8回　第7講　裁判の仕組み（民事裁判、家事裁判）
第9回　第8講　裁判の仕組み（行政裁判）
第10回　第9講　裁判の仕組み（刑事裁判）
第11回　第10講　裁判の仕組み（憲法裁判）
第12回　第11講　裁判をめぐる現代的課題（裁判を受ける権利、国民の司法参加）
第13回　第12講　裁判をめぐる現代的課題（国際化と裁判、司法制度の改革）
第14回　第13講　法令と判例
第15回　本講義のまとめおよび筆記試験

講義をよく聞くことが重要であるが、何について語られているのかを意識すること。

１　予習のあり方
予めレジュメを配布し、テキストの中で読んでくるべき箇所を予め示すので、それらに目を通したうえで講義にのぞむこと。
２　復習のあり方
テキストとレジュメを再読し、理解を確実にするように努めること。

裁判傍聴等のレポートと筆記試験を課し、主体的な参加の度合い、知識の修得の度合い、理解の度合い、汎用的技能の修得の度合い（論理的思考力、文章表現力など）のそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定する。

裁判傍聴等レポート（50点満点）および筆記試験（50点満点）の100点満点において60点に達することが合格基準である。

市川正人ほか『現代の裁判』（有斐閣）

在室中ならば随時対応する。長くなりそうならばメールで予約のこと。