【授業の目的】
日々複雑に進化する現代経済を背景に、解決すべき様々な経済および経営問題や政策課題が増加している。これらの問題を考察するうえで必要となる経済学や経営学の基礎的な考え方を身につけるため、経済や経営の仕組みと、経済社会を読み解くツールとしての経済学や経営学の基本的な理解を得ることを目的とする。また、金融、財政、会計、労働、産業組織、環境、都市・地域、国際経済、歴史といった経済学や経営学の各分野を紹介することを通じて、経済学や経営学がカバーする学問領域の多様性を理解することも目的とする。 この授業の特徴は、経済学や経営学の基礎を幅広い視点から学べることであり、これから専門的に経済学や経営学を学ぼうとする学生や、経済学や経営学に基づいて政策論を展開するための基礎的な知識を得たい学生に履修を薦めたい。
【授業の到達目標】
(1)経済や経営の基本的な仕組みを説明することができる。(知識) (2)経済学や経営学がどのような学問であるかについて説明することできる。(知識) (3)経済学や経営学の基本的な考え方をもとに経済問題や政策課題を考察することができる。(理解) (4)経済や経営に関する新聞の記事を興味深く読むことができる。(態度・習慣) (5)経済学・経営学の専門科目を履修する上で必要となる基礎知識を身につけることができる。(知識)
【授業概要(キーワード)】
経済学、経営学
【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
原則として各教員が一回ずつ講義を行います。各講義は配布プリント中心に行います。
・日程
(1)イントロダクション(砂田洋志) (2)経済の基本的な仕組みを学ぼう(溜川健一) (3)金融論の基本を学ぼう(山口昌樹) (4)財政の基本を学ぼう(村松怜) (5)労働市場の基本を学ぼう(安田均) (6)企業経営の基本を学ぼう(西平直史) (7)中小企業論の基本を学ぼう(吉原元子) (8)会計の基本を学ぼう(洪慈乙) (9)管理会計の基本を学ぼう(尻無濱芳崇) (10)環境経済学の基本を学ぼう(杉野誠) (11)地方財政論の基本を学ぼう(坂本直樹) (12)産業組織論の基本を学ぼう(鈴木明宏) (13)国際経済学の基本を学ぼう(亀井慶太) (14)経済史の基本を学ぼう(岩田浩太郎) (15)まとめおよび試験
【学習の方法】
・受講のあり方
毎回の授業のテーマについて授業時間内に理解できるよう、問題意識を持って臨むようにする。
・授業時間外学習へのアドバイス
各教員の指示に従って下さい。
【成績の評価】
・基準
主体的な参加の度合い、知識の修得の度合い、理解の度合い、汎用的技能の取得の度合いについて評価します。
・方法
3分の2以上の出席を成績評価の前提とします。平常点と期末試験の成績を総合して評価します。試験問題は分野に応じて大きく3つのカテゴリーにが設定されており、各カテゴリーの中から1問ずつ選んで解答してもらう形式です。詳細についてはイントロダクションで説明をします。
【テキスト・参考書】
特に指定しません。 必要に応じて、担当者ごとに掲示します。
【その他】
・学生へのメッセージ
なるべく多くの学生が受講することを希望します。
・オフィス・アワー
各担当教員のオフィスアワーの時間を参照してください。
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