養護活動の基礎について解説します。
養護教諭の職務について解説し、養護教諭の役割や養護活動の意義について理解を深めます。学生各自が望ましい養護教諭のあり方について考えるような機会にします。また、実際の練習を通して、養護教諭としての基礎的な能力を身につけます。

養護教諭の望ましいあり方について各自の考えが持てるようにします。
養護教諭の職務について概要を理解します。
保健室来室者への基本的な対応ができるようにします。

養護活動　保健室　保健指導

養護教諭の職務について、その基本を確認します。
専門教育科目（養護概説）（必修）

主に講義形式で進めます。適宜ビデオも視聴します。また、養護診断や保健指導などの実務については現職養護教諭が担当し、適宜実習も取り入れます。

1.オリエンテーション
2.養護教諭の歴史、養護の概念、養護教諭の職務の内容
3.養護教諭の専門性
4.養護教諭と学校保健活動
5.養護診断とは
6.養護診断の実際－捻挫、骨折、突き指等への対応
7.養護診断の実際－食物アレルギー、頭痛、頭部打撲等への対応
8.養護診断の実際－熱中症、腹痛、気分不良等への対応
9.養護診断の実際－心理的背景のある問題への対応（健康相談活動）
10.養護診断の実際－全体のまとめと振り返り
11.養護教諭と保健室・保健室経営
12.学校健康教育における養護教諭の役割
13.健康観察、健康診断
14.健康相談、保健指導
15.まとめ

授業の内容を配付資料やノートに記述してください。また、授業中に指示された課題については積極的に参加するようにしてください。

学んだことをどのように養護活動に活かしたいか、考えるようにしてください。

養護教諭の役割について基本的な説明ができることを合格の基本とします。

授業中指示する提出物とレポートにより評価します。提出物3割、レポート7割とします。

テキスト・岡田加奈子他：「養護教諭のための現代の教育ニーズに対応した養護学概論」、東山書房
テキスト・三村由香里他：「保健室で役立つ　ステップアップ　フィジカルアセスメント」、東山書房
テキスト・学校保健・安全実務研究会編著：「学校保健実務必携」、第一法規

養護教諭の仕事は勤務校の実態に応じて自ら創り出すものがたくさんあります。この授業では、そのような活動を支える土台ともいうべき「養護教諭としての心構え」について考えます。自ら考える姿勢で授業に臨んでください。

月・火・金の12時から13時まで。