発達臨床(別科)
 Developmental Clinical Psychology
 担当教員:上山 眞知子(KAMIYAMA Maciko)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
子どもの発達と臨床的な諸問題との関連について概説する。乳児期から青年期に至までの、各発達段階における臨床的な諸問題を総合的に考察する。

【授業の到達目標】
子どもの心身の発達について、発達臨床の視点からから概説する。子どもと家族を支援する上で求められる力を養い、学校臨床において養護教諭として求められる資質を高めることを目的とする。

【授業概要(キーワード)】
子どもの心身の発達 臨床心理学 支援

【科目の位置付け】
子どもに関する発達と臨床的支援の基本を学ぶ授業である。
専門教育科目(健康相談活動の理論及び方法)(必修)

【授業計画】
・授業の方法
講義を中心とする。主に、文献による講義を基本とする。視聴覚教材によって、発達の具体的な姿を紹介する。なお、この授業では、最初にレポート作成についての解説も行う。
・日程
1~2:ガイダンスおよび養護教諭としての学習をすすめるための学び方について。
3~4:発達臨床という分野について考える。
4~6:子どもの発達臨床を、ライフサイクルの視点から概説する。
7~13:子どもに特有の発達上の問題を取り上げ、臨床的なとらえ方、支援の方法を概括する。主に、発達障がいの問題を取り上げる。
14~15:試験とまとめ。

【学習の方法】
・受講のあり方
テキストを読了すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
テキストへの理解を深めるために、分からなかった言葉などを調べること。
授業中に紹介された文献を読み、さらに理解を深めること。講義は、現代の諸問題に焦点を当てる内容となっており、テキストは、諸問題への理解を深めるための補助的な役割を果たす。

【成績の評価】
・基準
学期中間でのレポート提出を求め、最後に試験を行う。レポートは、学校保健における発達臨床への理解をテーマにした課題に対して、問題意識の設定、論旨の一貫性、具体例の取り入れ、まとめの考察の説得性と独自性、参考文献の読み込み、が行われているかを評価の対象とする。試験は、課題に対する時間内での論述を求める。採点の基準は、レポートに準じる。試験も、レポートと同じく、小論文形式の解答を求めるもので、論術を評価する。
・方法
提出されたレポートへの配点50点、期末試験への配点を50点とする。上記の評価基準に従って評価する。

【テキスト・参考書】
テキスト:渡辺弥生他編:発達と臨床の心理学 ナカニシヤ書店
テキスト:山形大学基盤教育院編:なせば成る! 山形大学出版会

参考書:本城秀次他編:よくわかる子どもの精神保健 ミネルヴァ書房(後期授業のテキスト)

【その他】
・学生へのメッセージ
参考文献を紹介するので、可能な限り読んで欲しい。
・オフィス・アワー
随時

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