学習心理学(別科)
 Learning Psychology
 担当教員:廣田 信一(HIROTA Shinichi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
人間の学習に関して心理学的観点からの考察を行う。その上で教育現場で問題となる学習場面において,学習者の学習過程と教授者の学習指導のあり方について検討する。

【授業の到達目標】
教授学習活動において活用できる基礎的な学習理論について身につける。教授学習場面に学習理論を応用できる。

【授業概要(キーワード)】
学習理論,動機づけ,認知心理学,教授・学習過程

【科目の位置付け】
教職に関する科目

【授業計画】
・授業の方法
講義を通して進行するが,毎回演習的要素を取り入れ,討論やまとめの課題などが要求される。
・日程
1.ガイダンス 学習心理学の概要2. 学習者の心理過程理解のための基礎1(授業研究を中心として)3. 学習者の心理過程理解のための基礎2(授業分析を中心として)4. 学習者の心理過程の基礎的理論1(教授学習過程における教授者の役割を中心として)5. 学習者の心理過程の基礎的理論2(教授学習過程の理論を中心として)6. 学習者の心理的過程(人格理論における精神分析的観点の理解)7. 学習者の心理的過程(人格理論における精神分析的観点の利用)8. 学習過程における動因理論的観点の理解(動因,習慣の関係性の理解を中心に)9. 学習過程における動因理論的観点の活用(変数の関数的理解を中心に)10.学習過程における行動主義的観点の理解(古典的条件づけを中心に)
11. 学習過程における行動主義的観点の活用(オペラント条件づけを中心に)
12. 社会的学習理論における学習者の心理的過程1(モデリング,模倣,従来の行動主義との比較対比を中心に)13. 社会的学習理論における学習者の心理的過程2(モデリングの下位過程を中心に)14. 発達心理学的観点における学習者の心理的過程1(因果関係の理解を中心に)15. 発達心理学的観点における学習者の心理的過程2(構成主義など認知発達のシステムを中心に)展開の順序は変更する可能性がある.

【学習の方法】
・受講のあり方
毎回の授業は基本的に前回までの知識を前提とするので、十分に理解しておくことが必要である。また毎回の授業では基本的に受講生による議論や発言を求められる。
・授業時間外学習へのアドバイス
この講義で用いる概念は,すでに知られていることです。講義中に示されたキーワードなどを手がかりに,自ら学習することができる部分が多いと思います。また学習心理学は,教授学習活動について考察したり,遂行するときに,とても活用できる知識でもあります。重要な部分が多いので,十分な学習時間を確保できるよう努力してください。

【成績の評価】
・基準
テスト 40点(教授学習活動において活用できる基礎的な学習理論について身につけることおよび教授学習場面に学習理論を応用できることを確認します)授業中の課題20点(毎回の授業の理解度を確認します)レポート40点(主として教授学習場面に学習理論を応用できることを確認するものです)また出席等は、山形大学のルールに従って評価されます。
・方法
基準で述べたとおりです。

【テキスト・参考書】
授業中(ガイダンス時)に指定します。

【その他】
・学生へのメッセージ
課題やメモの再配布は行いませんので、自らの責任で対応して下さい。
・オフィス・アワー
授業中にお伝えします。

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