少子化を考える(法学)
 Measures to Cope with Declining Birthrate(Legal Studies)
 担当教員:阿部 未央(ABE Mio)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科総合法律コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
少子化はわたしたちにとってなぜ問題なのか? 政府や企業はどのような対策を講じているのか? さまざまな切り口があるなか、ここでは社会保障法、労働法政策の観点からいくつかのテーマをピックアップし、現状および課題を認識し、解決策を考えていく。

【授業の到達目標】
少子化の原因・背景、現状および課題に関する理解を深めることができる。

【授業概要(キーワード)】
婚活、育児休業、イクメン

【授業計画】
・授業の方法
演習形式。
・日程
1 なぜ少子化が問題なのか? ~本授業の概要説明
2 結婚、したくないわけじゃない ~少子化の原因と背景
3 そこまで介入するべき? ~行政の婚活支援
4 子育てはお金がかかる? ~子育て費用と公的な経済支援
5 身体的な問題と倫理的な問題 ~代理母出産
6 いちばんのネックは保育園? ~待機児童と認可保育園
7 ワーク・ライフ・バランスの到達点 ~育児休業制度
8 手伝いたくてもできない? ~男性の長時間労働
9 君もイクメン? ~イクメン・イクボスプロジェクト
10 山形県の少子化対策の本気度は? ~山形県の結婚・子育て支援
11 ディベート対決 ~行政の婚活支援の賛否
12 ディベート対決 ~独身 vs 結婚
13 ディベート対決 ~商業的代理母の賛否 
14 ディベート対決 ~男性の育休義務化の賛否
15 ふり返り 少子化を考える

これらのテーマについて、①グループによるテーマ報告、②賛成派と反対派に分かれて行うディベートという形式をとる。報告やディベートについては教員がサポートし、適宜補足説明を行う。

【学習の方法】
・受講のあり方
担当班は事前にレジュメを作成する。
積極的に議論に参加する。
・授業時間外学習へのアドバイス
少子化関連の新聞記事や報道に関心を持ち、理解を深める。

【成績の評価】
・基準
基本的な内容を理解し、説得的な報告等となっているかを評価の基準とする。
・方法
報告や議論への参加状況(70点)およびレポート(30点)。

【テキスト・参考書】
適宜紹介する。

【その他】
・オフィス・アワー
月曜 14:40~16:10。
その他、メール(abemi@human.kj.yamagata-u.ac.jp)でも随時質問、相談に応じます。

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