ロシア語Ⅰ
 Russian I
 担当教員:天野 尚樹(AMANO Naoki)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
ロシア語の基礎を、文字と発音から一歩ずつ学び、基本文法の段階的な学習を続けながら、ロシア語習得の可能性を実感し、「ロシア語は難しい」という誤解を解消することを目的とする。

【授業の到達目標】
この演習を履修した学生は
1)暗号にみえたロシア文字を読むことができる。
2)ロシア語文法の体系を見通すことができる。
3)ロシア語は難しくないことを知ることができる。
4)ロシア語を通して日本語を見直し、ことばの使い方を自覚化することを通して、頭の使い方を実感し、自分を知ることができる。

【授業概要(キーワード)】
ロシア語、入門、初級

【科目の位置付け】
共通科目 コミュニケーション・スキル2 ロシア語

【授業計画】
・授業の方法
教科書に沿って、あわてずじっくり進みます。到達度に応じて、進度に多少の変化はありえます。教科書掲載の基本例文をもとに文法項目を解説し、あとは自分で反復するだけ、という段階まで理解と訓練を進めます。発音・発話の機会も多いですので、全身を使って学習します。復習の度合いを毎回チェックします。
・日程
第1回 ガイダンス
第2~3回 文字と発音①
第3~4回 文字と発音②
第5~6回 「~は…です/~は…ですか?」
第6~7回 「~は…ではありません」
第7~8回 名詞の性
第8~9回 名詞の数
第9~10回 動詞бытьのかたち
第11~12回 形容詞の性と数
第13~14回 形容詞の短語尾形
第15~16回 動詞の不定形と現在形
第17~18回 動詞の過去形/未来形/命令形
第19~20回 動詞の現在形のバリエーション
第21~22回 動詞の体とは何か
第23~24回 動詞不定形の用法
第25~26回 格とは何か
第27~28回 前置格を要求する前置詞
第29~30回 対格の用法

【学習の方法】
・受講のあり方
文法事項の説明をよく聞き、板書で示される重要事項を筆記する。
恥じらいを捨て、発音・発音の訓練に積極的に参加する。
教科書を購入し、音声CDとあわせて、基本例文の反復訓練に活用する。
予習は不要。
・授業時間外学習へのアドバイス
語学は理解が半分、慣れが半分です。理解できない、という事態には絶対にさせません。しかし、基本例文をひたすら音読し、筆写し、血肉化するという地道な反復作業がなければ、理解はできても、できるようにはなりません。
予習はしなくていいですが、復習に力を注いでください。

【成績の評価】
・基準
基本文法の理解度と、基本例文の習得度が水準に達していることを合格の基準とします。
授業時間内に4回程度の小テストをおこない、判定の基礎とします。
期末の大きなテストはおこないません。
・方法
小テスト70点+授業点30点

【テキスト・参考書】
東一夫・東多喜子『標準ロシア語入門』白水社。

【その他】
・学生へのメッセージ
ロシア語はとても楽しい。
・オフィス・アワー
火曜日12時10分~12時50分。その他在室時は随時受け付けます。

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