ドイツ語ⅠC
 German IC
 担当教員:松崎 裕人(MATSUZAKI Hiroto)、飯島 幸子(IIJIMA, Sachiko)
 担当教員の所属:地域教育文化学部非常勤講師、基盤教育企画部特別非常勤講師
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
ドイツ語の基本的な文法や語彙を学習し、総合的なドイツ語運用能力を身に付けるための足場を固める。言語の背景となる文化地誌的な状況について理解を深める。

【授業の到達目標】
ドイツ語の音に慣れ、基礎的な文法事項を習得する。簡単な日常会話が出来る程度の語彙と文法、平易な内容の文章を読み解く力を身につける。ドイツ語検定5級レヴェルのドイツ語運用力を身につけることを最初の到達目標とします。

【授業概要(キーワード)】
ドイツ語、外国語コミュニケーション、異文化理解

【科目の位置付け】
初修ドイツ語(コミュニケーション・スキル2)の教育を通して、その基本的な知識を習得し、基礎的なドイツ語運用能力を身につけるとともに、ドイツ語圏の文化の一端に触れ、国際的な感覚と、多種多様な異文化との接触に対応できる能力を養うものである。

【授業計画】
・授業の方法
一冊の初級総合教科書を用いて(下記に記載)2教員が連携しながら、発音から始め、順次、基礎的な文法と表現について説明と練習を行う。
松崎(火曜日)は、主に文法の説明と練習を行い、小テストおよび提出課題により、毎回の学習理解度を確認する。
飯島(金曜日)は、主に文法の復習を交えながら、会話トレーニングや重要単語・表現を練習し、適宜、ドイツ語圏文化地誌の紹介を行う。
・日程
火曜日と金曜日、週二回の授業で1つの科目となる。
第1回目(4月11日(火)/4月14日(金))に、火曜日、金曜日それぞれのガイダンスを行う。
第2回目~第14回目では、火曜日と金曜日の授業を連動させながら、教科書に従って発音と文法、語法、会話表現の説明と練習、および文化地誌の紹介を行う。適宜プリントで補う。
まず、独検5級に相応する教科書第6課までの範囲を取り上げ、さらに高度な文法事項を扱う。
(具体的には、発音、数詞、動詞の人称変化、語順、名詞の性・数・格と冠詞、不規則動詞、命令形、名詞の複数形、人称代名詞、前置詞、冠詞類、さらに再帰表現、非人称表現)
第15回目に、授業のまとめと試験を行う。

【学習の方法】
・受講のあり方
火曜日、金曜日いずれにおいても、まずは自分でドイツ語の音を口にし、単語や文を音読し書いてみること。それを繰り返すこと。継続させること。毎回の学習内容をその都度復習し、理解を積み重ねていくこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
最初は予習の必要はありません。ドイツ語や授業に慣れてきたら各自の判断で行って下さい。(ただし、訳読の予習を指示することがあります。その場合は、必ず準備して授業に臨んで下さい。)復習のために、授業で解説した文法事項について練習問題(教科書のもの、もしくはプリント)を宿題にすることがあります。

【成績の評価】
・基準
目標への到達度と授業への参加意欲を総合的に評価する。二人の教員が、それぞれ50点満点で成績をつけ、合計して評点とする。
・方法
火曜日(松崎):発音・数詞・文法・語彙の小テスト複数回(70%)、平常評価(30%)
金曜日(飯島):期末試験(70%)、授業参加・宿題・課題など(30%)
(やむを得ぬ事情で欠席する場合は、次週までにかならず連絡すること。)

【テキスト・参考書】
ベアーテ・ヴォンデ(他):ベルリンに夢中(同学社 2014年) ISBN: 978-4-8102-0740-8
他に参考書として独和辞典が必要である。開講時に紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
ドイツ語文法では、最初に重要な二つの変化(動詞の人称変化、冠詞+名詞の格変化)が来ます。そこを乗り越えるかどうかが、以後の学習を大きく左右します。最初が肝心です。積極的な受講を望みます。
英語の次にドイツ語を学ぶ利点は大きいです。英語と似ている部分、英語と異なるドイツ語ならではの部分、双方を意識しながら勉強するとともに、ドイツやドイツ語圏へのアンテナを広げてください。授業には必ず辞書を持参し、普段から積極的に辞書を引いて、必要な単語情報をチェックするように心がけましょう。毎回しっかり授業に参加するとともに、出された課題に積極的に取り組んでください。

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