人権と共生(共生を考える)
 Human Rights (Living with Diversity)
 担当教員:今野 健一(KONNO Kenichi)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科総合法律コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
自然科学の分野で用いられがちな共生の概念を社会的な次元に位置づけ、人権の保障という視角から、共生の課題を法的に考える態度を養うことを目的とする。また、人権問題に関する知識と理解を深めることを目的とする。

【授業の到達目標】
1)共生社会のための人権保障の意義を法的に説明できる。
2)人権問題の歴史的・社会的・経済的背景について説明できる。
3)人権問題の解決に向けた多様な方策に関する基本的な事項を説明できる。

【科目の位置付け】
この授業は、共生と人権について様々な視点から考察することで、健全な批判精神に裏打ちされた幅広い知識を習得するものである。

【授業計画】
・授業の方法
講義を通じて、人権の保障に関する基本的な法的概念や具体的な法制度を概説する。また、具体的な人権課題についてグループワークにより共に考える機会を提供する。
・日程
1)ガイダンス
2)講義(6回):憲法の保障する人権、社会的マイノリティの人権問題
3)グループワーク(6回)、発表(2回)

【学習の方法】
・受講のあり方
1)配布資料を参照しつつ、講義内容を適切にノート化し、内容理解に努める。
2)この授業はグループワーク・プレゼンテーションなど学生が主体的に参加する学習活動を含む。活動内容は授業により異なる。
・授業時間外学習へのアドバイス
1)授業で理解の追いつかなかった箇所は、紹介された参考文献やインターネットなどを活用し、自分なりに調べてみる。予習の指示が出された場合も同様。
2)グループワークのために、図書館やインターネットを通じて情報収集・事前学習に努める。

【成績の評価】
・基準
1)人権に関する基本的な用語や事項について説明できる。
2)共生に関わる人権問題の背景を正しく理解し、その解決に向けた課題を指摘できる。
・方法
平常点(20%)、提出物(20%)、グループワークへの積極的参加(40%)、レポート(20%)

【テキスト・参考書】
テキストは使用しない。参考文献は適宜紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
「共に生きる」のは実はとても大変なことです。この授業を通じて、人権の大切さと傷つきやすさを学び、共生社会の実現の課題を具体的に考えてみましょう。
・オフィス・アワー
木曜日14時40分~16時10分
人文社会科学部3号館707号室

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