栄養データから人間を考える(人間を考える)
 Thinking Human from Nutritional Data (Humankind)
 担当教員:楠本 健二(KUSUMOTO Kenji)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
食・栄養・健康に関連する情報が、世の中に広まっている中、物事の本質を見極められるよう、また科学的な視点から考えられるよう、疫学データを用いて、何が本当(らしい)かについて、一緒に考えていくことを目的とする。

【授業の到達目標】
食・栄養・健康に関する情報に興味を持ちを収集できる。
収集した情報の真偽について自ら深く調べることができる。
本当(らしい)の情報を取得できる手段を修得できる。
客観的で科学的な物事の考え方ができるようになる。
客観的で科学的な物事の判断できる。

【授業概要(キーワード)】
科学的根拠に基づいた栄養学(Evidence Based Nutrition; EBN)、疫学、健康

【科目の位置付け】
基幹科目(人間を考える):食・栄養・健康に関する様々な情報から、情報の真偽を含めて人間について考える。

【授業計画】
・授業の方法
前半部分では、パワーポイントなどを使用して、実例を挙げていく。
後半では、食に関するいくつかのテーマについて、グループを作成し、調べてまとめて発表する。
・日程
第1回:オリエンテーション(ガイダンス、授業の進め方、グループ作成)
第2回:脂質の摂取について①(脂質とは?とコレステロールとは?)
第3回:脂質の摂取について②(栄養データからどう考えるか?)
第4回:食塩と高血圧①(食塩と高血圧との関連、生活習慣病について)
第5回:食塩と高血圧②(栄養データからどう考えるか?
第6回:お酒と肥満①(アルコールの栄養、肥満について)
第7回:お酒と肥満②(栄養データからどう考えるか?)
第8回:グループでの進め方について
第9回~第11回:グループでの話し合い、データ収集と整理
第12回~第14回:グループでの発表とディスカッション
第15回:まとめと評価

【学習の方法】
・受講のあり方
この授業はグループワーク・プレゼンテーションなど学生が主体的に参加する学習活動を含みます。
活動内容は授業により異なります。
・授業時間外学習へのアドバイス
食・栄養・健康に関してテレビ・新聞等マスメディアで言われてい情報を積極的に収集し、どのようなことが言われているか?内容の真偽について常に考えてください。
グループワークもありますのでしっかり学習してください。

【成績の評価】
・基準
講義、グループ活動への積極的な参加が見られるかを『平常点(授業への積極的な参加、態度):20点』として評価する。
情報を収集して、しっかりとまとめて発表し、質疑応答できるかを『レポート、発表点:80点』として評価する。まとめた内容はレポートとして提出する。
・方法
平常点(授業への積極的な参加、態度):20点
レポート、発表点:80点
の合計100点満点を授業の中での観察と提出物の出来で評価する。

【テキスト・参考書】
テキスト:栄養データはこう読む!佐々木敏 女子栄養大学出版部(価格:2,500円+税)

【その他】
・学生へのメッセージ
本科目は、講義だけでなく、アクティブ・ラーニング(主体的、協動的な)を取り入れた内容になっています。
積極的な授業への参加が求められますので、いろいろと準備が大変なところもありますが、食と健康に関する様々な問題についてしっかりと考えていきましょう。
・オフィス・アワー
授業内容の質問、欠席の連絡は、
kusumoto@e.yamagata-u.ac.jp
まで。

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