企業活動と法律(法学)
 Business Law for Corporate Practice (Legal Studies)
 担当教員:荒井 太郎(ARAI Taro)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科総合法律コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
企業が事業活動を行うにあたり、どのような法律が関係し、どのような法律問題があるのか、企業活動に必要な法律知識の基礎を体系的に学習するのが目的です。

【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、
1.企業活動に関係する法律(民法・会社法・手形法・民事訴訟法等)が、企業活動に実際にどのように関係するのかを理解することができます。
2.企業活動に内在する法的リスクをマネージする方法を習得することができます。
3.将来企業や行政機関に就職した際に、法的な観点を考慮して業務を遂行できるリーガルマインドを育成できます。

【授業概要(キーワード)】
株式会社、ガバナンス、契約、担保、債権回収、紛争の処理、コンプライアンス

【科目の位置付け】
民法・会社法・手形法・民事訴訟法等の法律が、企業活動にどのように関係するのかを学習します。

【授業計画】
・授業の方法
配布資料に基づいて講義を行います。
・日程
下記のスケジュールに沿って講義を行います。
第1回    ガイダンス
第2回    企業活動とは?
第3回-第5回 会社
第6回ー第7回 契約
第8回    中間試験とまとめ
第9回    担保
第10-第13回 紛争の処理
第14回    コンプライアンス
第15回    期末試験とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
授業で取り上げるテーマについて、自分が企業の担当者だったら、どのように対応すべきかを考えながら受講して下さい。また、企業は如何に経営すべきか、一人一人が経営者の立場で考えることも大切だと思います。
・授業時間外学習へのアドバイス
山形市に実在する食品メーカー(株式会社でん六)を題材にして授業を行うので、でん六のHPや宣伝をあらかじめ注意深く検討し、でん六の事業活動がどのように行われているのかのイメージを持って授業に出席して下さい。また、でん六が山形県の代表的な企業になった理由を考えてみてください。

【成績の評価】
・基準
企業活動に関係する法律や法律問題に関する知識に基づいて、企業活動を法的な観点から検討し、その対応方法を説明できることが成績評価の基準です。
・方法
中間試験(50%)及び期末試験(50%)で成績評価します。

【テキスト・参考書】
テキスト:なし
参考書:授業中に適宜紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
私たちの社会は企業の経済活動によって成り立っています。私たちが幸せで豊かな生活をするためには、企業がどのような経営を行えば良いのか、みんなで考えてみましょう。将来の進路を考える上でも、企業活動を理解することは大切なことだと思います。
・オフィス・アワー
水曜日13:00-14:30(研究室) その他研究室在室中はいつでもOKです。

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