【授業の目的】
《ことばの運用の仕組みを考える》 人間同士の関わり合いを考えるうえで,言葉を用いたやりとりを欠かすことはできない。この授業では,語用論や談話分析など言語学の基礎的な知識や分析方法を学びながら,身近なコミュニケーションの事例についてディスカッションをしたり,考察したりしていく。
【授業の到達目標】
言語コミュニケーションに関する学習を通して,普段何気なく使っている自分の言語活動に関して客観的にとらえて対応することができる。
【科目の位置付け】
この授業は,ことばの仕組みや働きについて理論的に考察することで,人間同士の関わり合いを考えるうえでの新たな視点を学ぶものである。
【授業計画】
・授業の方法
プリントを用いた講義とグループワークによるディスカッションを行う。受講者が主体的に考える機会を多くするように努める。
・日程
1. イントロダクション 2. コミュニケーションと談話(講義) 3. 発話行為(講義) 4. 発話行為(講義+グループワーク) 5. 会話の含意(講義) 6. 会話の含意(講義+グループワーク) 7. 直接的会話と間接的会話(講義) 8. 直接的会話と間接的会話(講義+グループワーク) 9. 会話の性差(講義) 10.会話の性差(講義+グループワーク) 11.ポライトネス(講義) 12.ポライトネス(講義+グループワーク) 13.役割語と方言(講義) 14.役割語と方言(講義+グループワーク) 15.講義の総括
【学習の方法】
・受講のあり方
この授業はグループワーク・プレゼンテーションなど学生が主体的に参加する学習活動を含む。 活動内容は授業により異なる。 欠席しないこと。講義をよく聞き理解したうえでグループワークに臨むこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
言語学やコミュニケーションに関する新書などの入門書を読んで,知識を増やすこと。 講義の内容を整理しておくこと。
【成績の評価】
・基準
講義を通してどれだけ言語コミュニケーションに関する知識を理解したのか,グループワークを通してどれだけ主体的にことばに関する考察を行うことができたかを,授業への貢献度(どれだけ主体的に講義やグループワークに参加できたか),授業で課される課題によって評価する。 3分の1以上欠席(実習・忌引き等は除く)の者には合格点を与えない。
・方法
授業への貢献度(40%)・課題(60%)
【その他】
・オフィス・アワー
火曜日 11:00〜12:00 人文社会科学部1号館4階研究室 上記時間帯以外でもアポイントによって対応する。 fumio@human.kj.yamagata-u.ac.jp
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