【授業の目的】
・パーソナリティの発達を中心とした人間の生涯発達に関する知識を獲得し、自身の今後の生涯発達に関するイメージをより明確化すること ・青年期の発達課題をより良く達成していくための指針を持つことができるようになること
【授業の到達目標】
・人間の生涯発達に関する基本的理解ができるようになる ・生涯発達に関する知識を自己に適用し、今後の生涯発達に関する自己イメージをより明確化できるようになる ・自己教育力をアップさせる ・次世代の子育てに関する基本的知識を持つことができる
【授業概要(キーワード)】
生涯発達、エリクソンの発達課題、発達と教育、教育と子育ての目標、賞罰に替わる教育と子育て
【科目の位置付け】
平成29年度基盤共通教育「基幹科目(人間を考える・共生を考える)」の1科目であり、協同学習を通して自己理解の深まりや問題解決への思考態度などを身につける。
【授業計画】
・授業の方法
前半は、講義が中心であるが、自分がどう生きてきたかライフラインでの振り返り、グループでのディスカッション等、演習も含まれる。後半は、演習とグループ学習が中心となる。よって、基本的に初回と中間段階でグルーピングを実施する。
・日程
①オリエンテーション&リレーションづくり(初回グルーピング) ②第1部 序章 教育の課題(問題提起) (ライフライン作成①) ③第2部 生涯発達に関する基本的理解 1.発達段階と発達課題 2.エリクソンの発達課題(1)乳児期 ④2.エリクソンの発達課題(2)幼児期前半 (3)幼児期後半 ⑤2.エリクソンの発達課題(4)児童期 ⑥2.エリクソンの発達課題(5)青年期 ⑦中間振り返り(学校生活を振り返ってのQ-Uアンケート) ⑧2.エリクソンの発達課題(6)若い成人期 (7)成人期 (8)老年期 ⑨自分の人生計画(ライフライン作成②) ⑩中間まとめ&再グルーピング 第3部 自分で自分を育てる ⑪3.自分育ての目標とその方法(『アドラー心理学入門』第2章) ⑫3.『アドラー心理学入門』第3章 ⑬3.『アドラー心理学入門』第4章 ⑭3.『アドラー心理学入門』第5章 ⑮まとめ(“自分の変化”振り返り&グループシェアリング・全体シェアリング)
【学習の方法】
・受講のあり方
この授業はグループワーク・プレゼンテーションなど学生が主体的に参加する学習活動を含みます。活動内容は授業により異なります。 講義と関係資料に関連したグループでの話し合いを通して、より深く理解を深めることができるように、話し合いに積極的に参加して、それぞれの理解の深まりへの貢献を求める。
・授業時間外学習へのアドバイス
事前学習も実行することで、自分自身の授業への参加と満足を、確実なものにすることを求める。
【成績の評価】
・基準
・2/3以上の出席であること ・学習した知識を良く理解して自己に良く適用することができていること ・今後に向けて、自己教育力を意識化し、活用の方向性を明確化できていること ・結果的に自我同一性達成に向けて進展した自分を感じることができていること
・方法
数回の小テストおよびレポートの総合評価
【テキスト・参考書】
テキスト:岸見一郎(著)『アドラー心理学入門』KKベストセラーズ 参考書:本吉圓子(著)『発達理解と保育の方法』教育出版、日本家族心理学会(編)『家族心理学年報20子育て臨床の理論と実際』金子書房、仁科弥生(訳) 幼児期と社会Ⅰ みすず書房、村瀬孝雄・近藤邦夫(訳) ライフサイクル、その完結<増補版> みすず書房ほか
【その他】
・オフィス・アワー
月曜日ないしは火曜日の昼休み。ただし、会議や外部の仕事もあるので事前にメールで連絡を。ep266@kdeve.kj.yamagata-u.ac.jp
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