東アジアの共生を考える(共生を考える)
 East Asian Relations in the Globalizing World(Living with Diversity)
 担当教員:高 吉嬉(KO Kilhee)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
ヒトやモノの「交流」と友好に努めた人々の足跡から東アジアの共生について考えることで,将来的に東アジアの共生のための取り組みに積極的に参加する意欲と態度を身につける。

【授業の到達目標】
授業を通して得られた知識や経験に基づいて,東アジアの共生のための日本(特に山形県)の課題を発見し,グループ活動を通してコミュニケーション能力・行動力・社会性の基礎的な力を身につける。

【授業概要(キーワード)】
東アジア,共生,交流,地域

【科目の位置付け】
共生を考える

【授業計画】
・授業の方法
講義形式とグループワークを組合わせて行う。
・日程
第1回: オリエンテーションと自己紹介,授業の概要説明,グループ分けなど
   ◎小レポート:最近の東アジアの関係について
第2回:小レポートの内容をグループで話し合い,まとめて発表する。
第3回:グローバルシティズンシップ教育(GCED)の現状と課題について講じる。
第4~7回: グループ毎に「山形県のなかの東アジア」につてい調べて,順次発表する。
   例)山形県国際交流協会(YIRY)の活動,山形県在住外国人の現状と課題,戸沢村国際結婚の取り組みなど
第8回: 韓国における東アジアシティズンシップ教育の現状と課題について講じる。
第9回: ドキュメンタリー映画『はるかなるオンライ山』鑑賞,意見交換
第10回: NHK日曜美術館『分かたれた故郷 妻へ~画家イ・ジュンソプとマサコ』鑑賞
第11~12回:映画『道~白磁の人~』鑑賞,意見交換
   ◎課題: レポート(鑑賞内容を踏まえて,東アジアの共生について書く)
第13~14回: 韓国映画『ワンドゥギ』鑑賞,意見交換
第15回:まとめ(授業を踏まえての意見交換など)
   ★ 最終レポートを課す。

【学習の方法】
・受講のあり方
この授業はグループワーク・プレゼンテーションなど学生が主体的に参加する学習活動を含みます。
活動内容は授業により異なります。
自分の考えや認識を深めるため,授業に積極的な姿勢で臨むようにする。
・授業時間外学習へのアドバイス
① 自分の問題意識をしっかり持ち,授業に積極的な姿勢で望んで下さい。
② 各内容で紹介された図書を読み,インターネットや図書館を利用するなど,授業で上げられた内容を深めていく下さい。
③ 授業で学習した内容を深めるため,実際韓国や中国などを訪問するか,山形に来ている留学生に会ってみて下さい。

【成績の評価】
・基準
① 自分の問題意識をしっかり持ち,積極的な姿勢で授業に臨んだかどうか。
② インターネットや図書館を利用し,授業の内容を深め,課せられた課題にきちんと取り組んだどうか。
③ 課せられた課題に真面目に取り組み,きちんとした内容のものを提出したかどうか。
・方法
① 平常点(授業に対する積極的な参加態度及び発言など) 20点
② 小レポート 20%
② 最終レポート 60%

【テキスト・参考書】
【参考書】
・東アジア学会『日韓の架け橋となった人びと』明石書店,2003年。
・松田良孝『八重山の台湾人』やいま文庫,2004年。
・斉藤一晴『中国歴史教科書と東アジア歴史対話-日中韓3国共通教材づくりの現場から』花伝社,2008年。
(他,授業の際に適宜指示する。)

【その他】
・学生へのメッセージ
・この授業で学習した内容を深めるため,実際に東アジアの国を訪問し,その国の文化・歴史・生活・人に触れる機会をつくって下さい。
・韓国人や中国人の友だちをつくり、その国の言語や文化を勉強しましょう。

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