子どもと環境創造:まちづくり学習からのアプローチ(山形から考える)
 Designing Environment for Children; approaching through Learning of Urban Planning(Thinking Outside Yamagata)
 担当教員:佐藤 慎也(SATO Shinya)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義・演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
子どもたちへの環境創造のための発想法
少子高齢化社会の進展とともに東日本大震災以降の新たな局面を迎えつつある子どもたちが直面する環境を理解し、改めて個性を出発点とする創造的な環境づくりのためのHands onを用いた発想法について学ぶ

【授業の到達目標】
授業のウォーミングアップとして遊びを採り入れたアプローチから「遊びと心の働き」について体験する。人・もの・コミュニケーションに視点をあて、子どもたちの環境デザインのための発想法を演習形式も交えて習得する。

【授業概要(キーワード)】
遊び・環境デザイン・コミュニケーション・3次元表現・未来志向・人称変化

【科目の位置付け】
基幹科目 山形から考える

【授業計画】
・授業の方法
講義ならびに2次元・3次元表現をともなうワークショップを実施し、統合的な視点からの理解を促す。講義には補助プリント、液晶プロジェクター、VTR等を用いる。
・日程
第1回 ガイダンス 子どもの世界 遊びと環境
第2回 ウォーミングアップ 遊びと心の働き
第3回 ワンミニッツビデオづくり(1)五感を使った表現を考える
第4回 ワンミニッツビデオづくり(2)構成と表現をまとめる
第5回 ワンミニッツビデオづくり(3)プレゼンテーションづくり
第6回 ワンミニッツビデオ発表会  現状と新たな提案
第7回 冒険遊び場からのアプローチ
第8回 地域探検ワークショップ
第9回 こどものまちとまちづくり学習 (1) 
第10回 こどものまちとまちづくり学習 (2)
第11回 まち模型を用いたワークショップ(1)未来を考える
第12回 まち模型を用いたワークショップ(2)未来を創る
第13回 まち模型を用いたワークショップ(3)未来を繋ぐ
第14回 まち模型を用いたワークショップ(4)発表
第15回 記録の整理と未来の子ども環境への提言

【学習の方法】
・受講のあり方
自分自身の生活体験における経験を振り返りながら、グループワークの中で3次元的な視野から地域を統合的に捉えることができる基礎的資質を身につけてほしい。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義期間中に学んだ内容を具体的に活かすかたちで模型作成を課題とすることから,課題の構想に学習内容を活用してほしい。

【成績の評価】
・基準
SおよびA段階は提出物が全て揃っていること,レポート・協働作業の評価点が平均8割以上であること。B段階は評価点が平均7割以上であること。C段階は評価点が平均6割以上であることを条件とする。
・方法
課題の提出状況(50%)ならびにワークショップ等協働作業への取り組み状況(50%)を基に判断する。

【テキスト・参考書】
テキスト まちづくり教科書 第6巻 まちづくり学習 日本建築学会編 丸善
参考書 適宜授業で紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
本講義は広く子ども環境、地域共生について事前学習および体験を通して学ぶので、参加している学生同士で充分にコミュニケーションをとること。
・オフィス・アワー
web-classを使うので、オフィスアワーの連絡等も含めて活用のこと

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