ネットいじめの問題を考える1(社会学)
 Cyber-bullying Prevention Strategies 1(Sociology)
 担当教員:加納 寛子(KANO Hiroko)
 担当教員の所属:基盤教育企画部
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
ネットいじめの問題を考える

【授業の到達目標】
ネットいじめに関わる概念を理解し、問題の構造を認識できるようになること。
様々な理論を踏まえた、解決方法を身につけること。

【授業概要(キーワード)】
いじめ、ネットいじめ

【授業計画】
・授業の方法
前半・・・指定した書籍や文献を購読し、内容の理解と、それについてのディスカッションを行う。
後半・・・前半から学んだことをもとに、ネットいじめ問題を解決する方法を考え提案する。
・日程
第1回 オリエンテーション
(第2回目までの課題:受講希望者は、指定テキストp11~p36を読んで思ったことや考えたことをまとめ提出する。第1回を欠席した場合も同様。)

第2回~第8回 文献購読とディスカッション
第2回 テキストPp.11~36を読んで
第3回 テキストPp.37~64 を読んで
第4回 テキストPp.65~83を読んで
第5回 テキストPp.84~100を読んで
第6回 テキスト第2部を読んで
第7回 テキスト第3部を読んで
第8回 テキスト全体を読んで
第9回~11回 ネットいじめ問題を解決する方法を考え提案する準備時間
第9回 テーマを決めグループ分け
第10回 グループごとディスカッション
第11回 提案資料の作成
    提案方法は、文書、漫画、動画、劇、Webコンテンツでもよいが、パワーポイントは使用しない。パワーポイントはプレゼンのための道具であって、提案をまとめる方法ではない。
第12回~第15回 ネットいじめ問題を解決する方法の提案発表(Presentationにパワーポイントを用いて良いが、パワーポイントとは別に、論理的な根拠や裏付けとなるデータをまとめた文書などが必要である)
第12回 電子情報通信学会 教育工学分野の研究発表を聞き、発表の仕方を学ぶ
第13回 前半チーム発表
第14回 後半チーム発表
第15回 全体のまとめ

7月に電子情報通信学会の研究会が山形大学小白川キャンパスで開催される。これを聴講することを通して発表の仕方を学ぶ。

【学習の方法】
・受講のあり方
出席は重視しませんが、課題の締め切りは重視します。文献購読に関しては、授業が始まる前までに文献を読んできて、授業中はディスカッション中心に進める。
・授業時間外学習へのアドバイス
反転学習のスタイルをとっています。復習が不要なわけではありませんが、予習重視です。

【成績の評価】
・基準
ネットいじめに関わる概念を理解し、問題の構造を認識できるようになること(50点)。
様々な理論を踏まえた、解決方法を身につけること(50点)。
・方法
ネットいじめに関わる概念を理解し、問題の構造を認識できるようになること(50点)については、主に前半の文献購読の中で評価する。
様々な理論を踏まえた、解決方法を身につけること(50点)については、主に、後半の中で評価する。単に自分の提案をするだけでは、身につけたことにはならない。他の人の提案をきちんと聞き理解し、相互学習を通して、身につけているか否か判断する。

【テキスト・参考書】
[テキスト]加納寛子(2013)『いじめサインの見つけ方』、金剛出版。

【その他】
・学生へのメッセージ
ホームページ:http://pbdspace.kj.yamagata-u.ac.jp/
数年前から、「単位は不要なので、課題は提出しないが授業を受けさせて下さい」という学生が時々いるようになりましたが、周囲へ悪影響を与えるため、課題に何も取り組まず、ただ座っているだけの受講は認めません。はじめからまじめに受けるつもりのない学生を排除するためにオリエンテーション課題を設定しています。また[受講はしていないけれど配布プリントがあれば下さい]という人が、2015年度に7~8人来ましたがお渡ししていません。授業を受けていない人から、配布プリント等を見せて欲しい等を頼まれた場合は、学籍番号と名前を控え、担当教員へ連絡すること。
・オフィス・アワー
特に定めませんが、質問のあるときは、メール等でアポイントを取って下さい。

g83110002-2017-G1-78569