生物の機能(1)(生物科学)
 Biological Function(1)(Biological Sciences)
 担当教員:網干 貴子(ABOSHI Takako)、及川 彰(OIKAWA Akira)、加来 伸夫(KAKU Nobuo)、村山 哲也(MURAYAMA Tetsuya)、村山 秀樹(MURAYAMA Hideki)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科植物機能開発学コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義(一般)
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
生物の機能(1)では、生体分子、果物と野菜、微生物、植物などについて、生物の機能に関するいくつかのテーマについて解説する。
生物の持つ機能について、生体分子から特殊成分、利用、環境との関わりなど、多様な観点から捉えることを狙いとしている。

【授業の到達目標】
生物の機能(1)では、3つの分野(生物有機化学、農産物生理化学、微生物機能調節学)からそれぞれの分野における視点から解説する。それぞれ専門の異なる視点における基本的な考え方や事例について理解することを目標とする。

【授業概要(キーワード)】
生物の機能、生体分子、生体成分、微生物の特殊性

【科目の位置付け】
教養科目 自然と科学領域 生物科学

【授業計画】
・授業の方法
講義による。
・日程
1.ガイダンス・キノコの毒
2.植物に含まれる生理活性物質1(ファイトアレキシン)
3.植物に含まれる生理活性物質2(ファイトアンティシピン) 
4.果物・野菜の一次機能
5.果物・野菜の美味しさの科学
6.果物・野菜の摂取と健康
7.生物界における微生物の位置づけと微生物利用の歴史
8.環境問題・バイオマスエネルギーと微生物
9.遺伝子工学と微生物
10.オミクス解析・ゲノミクス
11.トランスクリプトミクス・プロテオミクス
12.メタボロミクス・統合オミクス解析 
13. 植物間の化学的相互作用
14. 植物と動物の化学的相互作用
15. 動物間の化学的相互作用

【学習の方法】
・受講のあり方
講義では、不明な点があれば、積極的に質問したり、調べたりして理解するようにしよう。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業計画に関連した事項について本やインターネットで調べてみよう。
講義で出てきた新しい言葉や語句に注意し、その正確な意味などについて調べるようにしよう。

【成績の評価】
・基準
3つの分野(生物有機化学、農産物生理化学,微生物機能調節学)のテーマである生体分子,果物と野菜、微生物を中心とした基本的な講義内容を理解し,適切に説明出来ることを合格の基準とします。
・方法
試験、レポートなどを総合して出された教員の評価(各100点満点)を合計し、平均点(小数点以下は四捨五入)を最終点数とします。

【テキスト・参考書】
1)ハルボーン化学生態学 J.B.Harborne著 文永堂
2)図説 果物の大図鑑 単行本(ソフトカバー) – 2016/10/31 マイナビ出版 日本果樹種苗協会 (著), 農研機構野菜茶業研究所 (著), 国際農林水産業研究センター熱帯・島嶼研究拠点 (著)

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